★文 くれたに ゆき
★絵 ささめや ゆき
★出版社 福音館書店
★発行日 2020年3月1日
あらすじ
動物たちと「ろっくん」の『だいじ だいじ』なものを紹介します♪
りすさんはどんぐり、ことりさんは巣の中のたまご…。
『ぽぽんぴ ぽんぽん』でお馴染みの「ささめやさん」が描く、個性あふれる、愛らしい絵からは、それぞれが『だいじ だいじ』にしているものへの深い愛情が、伝わってきます♪
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
と聞いてみましょう♪
「どうして、そう思うの?」か、理由も聞いてみましょう。
『だいじ だいじ』に思う「心」が芽生えるのは、とても大きな成長です。
食べ物や、おもちゃや、おともだち…子どもの周りには、大事にしてほしいものにあふれています。
ある日、少しずつ言葉を発するようになってきた娘に、『だいじ だいじ』なものは何?と、尋ねると「オラちゃ~ん♪」(オラウータンのぬいぐるみ)と、答えました。
ものを『だいじ だいじ』に思う優しい心が、どんどん育ってほしいですね♪
わが家の娘を例に挙げると、繰り返し「読み聞かせ」を重ねて行くと、りす、くま、ことりは、比較的早く答えられるのでないかと思います。
…しかし、「やまね」は、なかなかの難問です!
もう少し大きくなったら、記憶の整理のために、一緒に「やまね」の画像を見たり、調べたりしてみましょう♪
「どうして、それがだいじなのか?」も、一緒に考えてみよう。
娘は、どんぐりや、葉っぱは、ヒントの絵を見て答えやすかったのですが、くまさんの「はちみつ」は、反応が「?」となり、なかなか理解が難しかったようです…
娘は「はちみつ」デビューが遅く※、3才直前に「はちみつ」を解禁したからでしょうか?
とは言え、はちみつ解禁後は、くまさんのように「はちみつ」が『だいじだいじ』となりました♪
親子の感想


『だいじ だいじ』って、おもちゃや、どーぶつや、おともだちを、だいじにするっていうこと?

私たちが生きる上で欠かせない「生活の基礎」を表す言葉に、「衣食住」があります。
この絵本に登場する、動物たちにとっての「だいじなもの」を、これに則ってカテゴライズしてみると、
「食」…リス⇒どんぐり、くま⇒はちみつ、
「住」…やまね⇒葉っぱのお布団
「衣」…ろっくん⇒黄色の長ぐつ
「食」「住」の後、「衣」の前に入るのが、「命 (子育て)」…ことり⇒卵となっています。
常々、「衣食住」の順番ではなく、「食⇒住⇒衣」ではないかと考えていたので、この絵本が描いている順番を見て、嬉しく思いました♪
「表紙」を飾るリスさんが、「だいじ」などんぐりをほおばる表情も、味わい深い「愛らしさ」に満ちています♪