子どもに悩むお母さん
「最近、子どもがおもちゃを壊す…」
「食べ物で遊ばないで、食べてほしい。」
「子どもに、プレッシャーをかけてないかしら…」
今回は、子どもが「ものを壊す」ときの心理に焦点を当て、解決策を探っていきます。
なぜ、子どもは「おもちゃ」を壊すのか、「食べ物」で遊び始めてしまうのか、「親がやって欲しくないこと」をしてしまうのかを検証したいと思います。
皆さんも、同じような悩みを抱えていませんか。
わが家では、子どもはあえて「親がやって欲しくないこと」をすることで、親がどのような反応を示すのか、親を「試して」いるのではないかと思うくらいのことをしています。
しかし、あえてその「行動」をするには、何か理由がありそうです。
破壊する
破壊行為
子どもの破壊行為について、どのようなものがあるでしょうか。
一部ですが、具体例を挙げてみましょう。
<破壊行為の例>
・学校のものを壊す。
・おもちゃを壊す。
・食事中、ご飯を投げる。食べ物で遊び始める。
・家電を解体しようとする。
・布団をハサミで切る。
・虫を殺す。傷つける。
…など
子どもの心理
「ものを壊す」ときに、子どもはどのような気持ちになっているのでしょうか。
ここでも、例を挙げてみましょう。
<子どもの気持ち>
・自分の想いが伝わらない。(癇癪を起すなど)
・自分を見て欲しい。注目して欲しい。
・いたずらをしたい。
・壊すとどうなるのか見てみたい興味。
…など
対応策
「ものを壊した」子どもに対して、どのような対応策があるでしょうか。
例を挙げてみます。
<子どもへの対応策>
・子どもに叱る(恐怖心を煽る)
・なぜ壊そうと思ったか、子どもに理由を聞く
・壊したあとどうするつもりか、子どもに聞く
・壊してみてどのような気持ちになったか、子どもに聞く
・壊したことを、買ってくれた(作ってくれた)親が見て、どのような気持ちになるか
・もう一度壊したい気持ちになったか、子どもに聞く
・今後、別のものを壊したい気持ちになるか、子どもに聞く
・壊すとき、人やペットはいなかったか。巻き込むとどうなるか。ケガをする恐れはないか。
・命の大切さを子どもに教える
対応策をいくつか掲示しました。
「何を壊したのか」「どうして壊したのか」「何歳の子どもが壊したのか」など、ケースによって、対応策は変わります。また、当然、その子の性格がどのようなものかで、臨機応変に対応しなければなりません。
ただし、いずれにしても、子どもとしっかりと向き合い、話し合う場を設ける必要があります。
対応策の一例として、「𠮟る」といった恐怖心を煽ると記しましたが、効果はあまり期待できないように思えます。これは、子どもは「叱られた」という恐怖心の記憶だけが残り、なぜ「壊してはいけない」のかを理解していないので、再度似たような行為が繰り返す恐れがあるからです。
いざという時のために…
子どもは遊んでいるつもり…
「ものを壊す」つもりがなくても、元気に子どもが走り回っているうちに、傷をつけたり、落として壊してしまうことがあります。しかし、よりによって、その壊れてしまったものが、「高価なもの」だったら…
親は、生きた心地がしません…
そのようなときにでも、親が落ち着いて行動できるように、第三者への損害賠償請求の保障に加入しておくべきでしょう。
子どもの「万が一」を考えるのは、親の役目
もし、すでにお父さんお母さんが傷害保障に加入している場合、オプションで損害賠償請求の保障に安価で加入できるケースがあるので、証券や証書で確認してみましょう。損害賠償請求の保障は、子どものいる家庭にとっては「御守り」のようなもの。
「保障に加入しておけば良かった!」と後悔する前に、親ができることは事前に対策を打っておくべきです。
「保険」や「共済」のどちらでもいいので、検討してみてください。とはいえ、「保険」や「共済」は専門的分野の商品。もし、何に加入すればいいか分からないのであれば、専門のプロに話を聞くのがベストだと思います。
相談するのは…
わが家では、そのような「最悪の事態」に備えて、損害賠償請求に対応できる保障に加入しています。
相談するのであれば、以下のあたりがいいかなと思います。
わが家もそうですが、あまり自宅に他人を入れたくない方もいますよね。コロナ禍が収束していない中、オンラインで相談できるのは、嬉しいポイントです。なお、どちらも、相談は無料です。
そもそも「どのような保険に加入するべきか」を相談できるということは、勉強になります。あまり知られていないですが、日本人が一生涯で「保険」にかける金額は数千万円に上るそうです。
実は、「住宅購入」に続いて、高価な買い物が「保険」だそう。
しっかりとプロに学んで、子どもの「万が一」に備えた方が賢明です。子どもにとって、「壊すこと」がどういうことか理解していません。しかし、親は「理解していません」では済まされないことがあるのです。
子ども「を」壊さない
視点を変えて、壊す「対象」を「子ども」にしたときを考えてみます。
我が子を大事だと思うばかり、たくさんの習い事をさせたり、勉強させたり。知らず知らずのうちに子どもに期待というプレッシャーをかけてしまうこともあると思います。
我が子を大事にすると、子どもはその想いを感知して、親を好きになります。そして、子どもは一生懸命親の期待に応えようと、本人なりに努力します。しかし、そのプレッシャーが過大であれば、子どものこころは壊されてしまいます。
子どもに「ものを壊さない」ことを教える必要がありますが、親も子どもに、「子どものこころ」を壊さないようにしなければなりません。それは、子どもは、親の所有物ではなく、一人の人間であるということを再認識すべきです。
まとめ
ここまで、以下のように、大きく三点を検証してきました。
・子どもが「ものを壊す」心理、対応策について
・いざという時のために…相談する相手について
・子ども「を」壊さないためには…
「『大事にする』こころを育もう」というタイトルで記事を書きました。
「大事にする」こころは、子どもだけでなく、大人も育むべきだと考えています。大人こそ、この「大事にする」こころを育むことができれば、子どもも、しっかりと「こころ」を育むことができると思います。
今回は、Part1の記事とし、次回以降も検証を続けていきます。