悩めるお母さん
「図書館に子どもを連れて行ってもいいのかしら…」
「図書館は静かにしないといけないし…」
「他の人に迷惑をかけないようにしないと…」
「子どもと一緒に図書館に通いたいな…」
図書館で騒いではいけない
図書館は、老若男女問わず、様々な方が利用する公的な場です。
多くの方が、静かに本を読みたいと考えています。
私自身、子どものころから図書館が大好きで、学生の頃も週末は必ず図書館に通い、本を読んだり、勉強をして過ごしていました。
それは、静かな空間で、集中できるスペースが確保されているからです。
一方で、子どもは元気であることが一番です。
しかし、それは時と場合によります。
どこでも、元気だから騒いでいいと言うわけではありません。
保護者は、子どもに、「ここは騒いではいけない場所」としっかり話をするべきです。
公共の場では、自分たちだけではなく、多くの人が集う場所。
利用するみんなが気持ちよく過ごすためには、他の人たちに配慮してこそ、成り立つものです。
保護者は、子どもの様子を注視して、他の人たちに「うるさい」と思われないように、最大限配慮して、迷惑がかからないようにしましょう。
図書館のみならず、多くの人たちが集う「公共の場」では、他の人たちに迷惑をかけないように最大限配慮しましょう!
図書館で「読み聞かせ」
図書館によっては、子ども達が自由に過ごすことができる「子ども専用スペース」が用意されている場合があります。
「子ども専用スペース」は、大抵一般人が利用するスペースと離れていたり、フロアが分かれて、気兼ねなく子どもが利用することができるように配慮されていることがあります。
こうした場合、子どもに「読み聞かせ」をしても問題ないと思います。
極力、私は、初めて利用する図書館では、司書の方に読み聞かせをしても問題ないか確認するようにしています。
私は、「周りの方に配慮いただけるようであれば大丈夫です」と言われますが、気になる方は各図書館で聞いてみると良いと思います。
そして、「読み聞かせ」で許可をいただいても、なるべく小さな声で行うようにしましょう。
図書館で「おはなしかい」
図書館によっては、司書の方や地元のボランティアの方が「おはなしかい」をしてくれることがあります。
未就学児でも、「おはなしかい」に参加できることもありますので、図書館のイベント情報に着目してみると良いと思います。
「おはなしかい」では、様々な子ども達が参加します。
一生懸命に聞いている子どももいますので、「おはなしかい」に参加する場合でも、最低限のマナーを守れるように、子どもに伝えておきましょう。
図書館で配慮すること
・入館するときは、手の消毒とマスク着用をする
・図書館内で走り回らない
・図書館内で大きな声で話さない
・手にした本は大事に使う
・本棚から取り出した本は、「元の本棚の場所」に戻す、あるいは、「返却ボックス」に戻す
・保護者は、周りの方々に迷惑にならないか、子どもの様子を注視する
・「読み聞かせ」をする場合、なるべく小さな声で行う。
図書館を楽しもう
ここまで、図書館で過ごすために、マナーを守るべきだと書いてきました。
しかし、図書館は種々の本が並んでおり、子どもにとっても、ワクワクする場所です。
そして、図書館は、幼少期から知性を育むことのできる場です。
気持ちが高揚することは分かりますが、みんなが気持ちよく利用することができるように、一人ひとりがマナーを守りましょう。