あなたの言葉で、あなたの子どもは育てられる

子どもの将来
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子どもは親の鏡

子どもの様子を見ていると、本当に親の姿をよく見ています。3歳児の娘も、私たち夫婦の動きをよく観察し、言葉を真似ています。
他の子どもを見ていても、お父さんお母さんの生き写しのように、言葉を真似て、仕草や姿勢、表情まで似ている子がいます。

幼い子どもにとっては、お父さんお母さんは教科書なのです。家族という小さなコミュニティの中でしか人生を経験していない子どもには、お父さんお母さんこそ全てなのです。したがって、まだ善悪の区別がつかない場合、お父さんお母さんの悪い癖までもが子どもに移ってしまうのです。

言葉も同じように、子どもが使う言葉は、お父さんお母さんが使っている言葉が多いものです。お父さんお母さんが「きれいな日本語」や「ポジティブな言葉」を使っていれば、子どもは「きれいな日本語」や「ポジティブな言葉」を発します。一方で、お父さんお母さんが「幼稚な言葉」や「ネガティブな言葉」を用いると、そのまま同じような言葉を発するようになります。

ネガティブな言葉を使わない

ネガティブな言葉を使用すると、その人自身の思考までもがネガティブな方向に行きます。子どもに向けて、ネガティブな言葉を使用すれば、子どもも同様に、ネガティブな思考を持つようになります。子どもは自己肯定感を持つことが重要であると様々な研究から指摘されていますが、お父さんお母さんからネガティブな言葉を発せられると、子どもは自己肯定感が低くなってしまいます。

NGワード①:「でも・・・」「だって・・・」「どうせ・・・」

これらの言葉を使用すれば、否定的な方向に向かいます。自己肯定感を持つことができる言葉では決してありません。そして、極力、言い訳など考えないようにしたいものです。口癖になっている方は、グッと堪えて我慢しましょう。

NGワード②:「できない」「難しい」 「無理」

やってもいないのに、「できない」「難しい」「無理」と言ってしまえば、そこで放棄したことになります。たとえ失敗したとしても、そこから学びに繋がることもあるかもしれません。言葉を変えて、「やってみよう!」と言ってチャレンジしましょう。この姿勢を持つことで、新たな世界に出会えるはずです。

NGワード③:「どうしてできないの」「〇〇〇ちゃんはできるのに」

大人でも、得意不得意分野はあります。子どもにも当てはまることで、不得意分野にばかり目を向けずに、フォローしてあげましょう。できない部分に焦点を当て続けると、子どもはネガティブな反応を示すようになってしまいます。

いつか運命になる

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザー・テレサの名言

お父さんお母さんは、子どもを育てるのに、必死になります。だからこそ、真剣に考え、子どものためを思って、否定語を使用してしまうのだと思います。しかし、子どもと言えども、自分とは違う「一人の確立された人間」です。お父さんお母さんとは、違う人間なのです。

マザー・テレサの有名な言葉を聞くと、少し冷静さを取り戻し、愛情深く接してあげなくてはと思うのではないでしょうか。言葉は人間そのものです。否定的な言葉を遣えば、否定的な人間になるのは当たり前です。ポジティブな言葉を使えば、ポジティブな人間になります。

お父さんお母さんも、ポジティブな思考を持って、子どもの運命を支えてあげましょう。

言葉には魂が宿る

言葉は、とても力のあるものだと私は考えています。

言葉は、人を愛する表現として使うこともできます。
言葉は、人を憎しむ表現として使うこともできます。
言葉は、人を励ます表現として使うこともできます。
言葉は、人を勇気づける表現として使うこともできます。
言葉は、人を悲しませる表現として使うこともできます。

言葉には、強大な力があって、言葉一つで、人を助けたり、立ち直れないほど人の心を傷つけさせることもできるのです。言葉はエネルギーが込められており、魂が宿るとされています。
だからこそ、子どもには、ポジティブなエネルギーを注げるように、お父さんお母さんは、ポジティブな言葉を使うべきですし、周りの方々にもポジティブな言葉を多用すべきだと私は考えています。


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