テレビやゲームが子守りをしている現実

子どもの将来
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悩めるお母さん

「子どもは暇になると、すぐテレビをつける…」
「言わないと、YouTubeもずっと見ている…」
「お母さんがいないと、ゲーム三昧…」

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・どれだけ子ども達がゲームやテレビに時間を費やしているのか

・テレビやゲームが子どもの発達にあたえる影響についてはあるのだろうか

・「情報リテラシー」を身につけよう

・「時間の管理」を徹底しよう

・「ジャネーの法則」とはなんだろうか【大人と子どもが体感する時間の違い】

テレビやゲームが子守りをしている

以前のツイッターを貼りましたが、厚労省の「全国家庭児童調査」は、子どもたちの日常生活の実態を表しています。当時よりも、スマホの普及率が上がっているので、スマホを見ている時間が長いかもしれません。とはいえ、多感な大事な時期に、テレビやゲームで多くの時間を費やすのは、本当にもったいないと思います。

もちろん、テレビなどでも、「ためになる」番組を放送することもあるので、一概には言えませんが、ダラダラと際限なく見てしまうのは時間の無駄です。そして、最もやってはならないことは、子どもがテレビやゲームをやっているいる間、子どもが「静かになる」からという理由で、親が子どもを放っておくことです。

その一方で、テレビやゲームが子どもの発達にあたえる影響については、功罪含めてこれまでにも専門家の間でさまざまな意見が交わされていますが、そのメカニズムも含めいまだ十分に解明されているわけではないようです。

厚生労働省 「平成26年度全国家庭児童調査結果の概要」はこちら

「情報リテラシー」を身につける【パソコン?スマホ?】

さまざまなツールで、情報収集が可能になった昨今、子どもたちが利用する媒体も増えました。

ちなみに、筆者は、大学に入学するまで、携帯電話も持たずに育ちました。周りも持っている者はそれほど多くない時代でした。思春期は、そのような携帯電話をいじることもありませんでしたが、パソコンでインターネットを使って調べものをしていた程度でした。

一方で、現代の子どもたちは、便利なものが数多くあり、選択肢がさまざまに用意されています。しかし、便利な反面、出会い系サイトやネットゲームを通じて残酷な事件が生じることもあります。このような事件を背景に、「スマホを子どもに与えるべきではない」という意見もあります。

個人的には、「怖いことが起きるから与えない」のではなく、「リスクをしっかりと承知した」うえで、便利なツールを使うべきではないかと考えています。技術の進歩のおかげで、オンラインで世界中の人々と繋がり持つことが容易になりました。子どもたちには、「デジタルテクノロジー」のデメリットをしっかりと把握したうえで、将来の選択肢を広げ、視野を広げてもらいたいと思います。

結論として、子ども達は、しっかりと「情報リテラシー」を学んだうえで、便利な電子機器を利用して、さまざまな分野を学べばいいと考えています。

問題は、「情報リテラシー」をどこで学ぶかですが、「学校に期待せず」、親が家庭で教えてあげる他ないと思います。学校教育のプログラムに「情報リテラシー」を組み込むには相当数の時間がかかると思いますので、それこそ待っている間に子どもは大きく成長しているはずです。

時間の使い方【ジャネーの法則】

時間の管理について

さて、ここで、時間の使い方を考えてみましょう。大人でさえ、時間の管理を徹底することは困難なことです。

したがって、子どもに対しては、大人以上に時間の制限をしなければいけないと考えます。「テレビは一日二時間まで」などと時間を決めて、テレビなどを視聴しましょう。何となく視聴するだけの時間であれば、ダラダラしてしまうので、際限がありません。本当に視聴したいものだけを選びましょう。

わが家では、娘が生まれた時からほとんどテレビを見る習慣がありません。食事の時も、音楽を流すだけで、テレビをつけることは全くしません。食べることに集中し、会話を楽しむ。流されることなく、本質的なことを習慣づけたかったからです。テレビ番組で見せたいものがあれば、見せるつもりですが、今までのところ、不便に感じたことがないので、このままでいいかと思っています。

そして、時間を無駄にすることなく、「学び」に時間を費やしましょう。「本」、「勉強」、「考える」、「調べる」など、やることはいっぱいあると思います。

貴重な時間を一生懸命過ごしたいものです。

ジャネーの法則

5歳の子どもの体感する時間は、50歳の大人の体感する時間の10倍です。これを、「ジャネーの法則」と言います。

50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

年を重ねるにつれて、時間の流れが速く感じるようになります。つまり、子どもと大人が感じる時間はそれぞれ体感する長さが異なるのです。子どもが小さければ小さいほど、感じる長さが長くなります。

したがって、「テレビの視聴を2時間とする」ということも、子どもが小さければ小さいほど、2時間という長さは長くなりますので、年齢に応じて調節した方が良さそうです。

そして、それは同時に、学びに得る時間も同様です。子どもが小さければ小さいほど、体感する時間は長くなりますので、親が考慮する必要があります。

いずれにしても、子どもにとっての時間は大変貴重なものです。貴重な時間を有意義にしたいものです。


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