絵本の「アクティブリーディング」【心を育む♪】

絵本の効果
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「アクティブリーディング」とは

当ブログのコンセプトである「アクティブリーディング」についてご説明します。


「アクティブ リーディング」(積極的な「読み聞かせ」)とは、「積極的に、絵本の世界を深め広げていく、読み手も聞き手もワクワクする読み聞かせ」のことです。


つまり、新しい絵本を何冊も読み進めるのではなく、同じ絵本をさまざな角度から積極的に何度も読み聞かせ、考え、体感し、語り合うことによって、1冊の絵本の世界を深堀りし、拡張し、楽しく展開させる「技(ワザ)」です。


      

「アクティブリーディング」5か条

1.まずは、絵本をそのまま、素直に読んでみよう♪

2.今度は、絵本の絵やイラストを味わってみよう♪

3.絵本に関する場所に行ったり、キーとなるグッズの実物に触れたりして、その場面を 体感してみよう♪

4.理解できない言葉や表現が、何を表しているのかを自分で考えてから、読み手に教えて もらおう♪

5.登場する人物や動物の気持ちになってみよう♪

まずは、絵本をそのまま、素直に読んでみよう♪

美しい言葉や楽しい表現等をそのまま楽しもう!

分からない言葉や理解できない表現は、あるかな?

今度は、絵本の絵やイラストを味わってみよう♪

キレイな色使い、楽しいイラスト等、絵にフォーカスしながら読み進めてみよう!

何か、面白い発見はあるかな?

絵本に関する場所に行ったり、キーとなるグッズの実物に触れたりして、その場面を体感してみよう♪

<例>『パンツのはきかた』


キーグッズとなるパンツを用意して、表と裏を確認。


<例>『ふね』の舞台となる海はどんなものかな?


海を調べ、実際に海に行ってみよう♪

理解できない言葉や表現が、何を表しているのかを自分で考えてから、読み手に教えてもらおう♪

<例>『みんなおっぱいのんでたよ』


ラッコは、どうやってお腹で貝を割るのかな♪

登場する人物や動物の気持ちになってみよう♪

相手の立場に立って、どんな気持ちかを考え、読み手と話し合おう。

絵本の「力」

「絵本」、そして絵本の「読み聞かせ」の力は、偉大です。


当ブログの記事「読み聞かせのコツ」でも触れましたが、読み聞かせは「淡々と読むべきで、抑揚をつけたり、アドリブを加えて読んで、子どもの創造力を阻害してはならない」と仰る方もいます。


もちろん十人十色、様々な考え方がありますので、絵本作家の方々が選び抜いた言葉を大切にし、美しい言葉そのままに読み聞かせるのは、確かに大切なことです。


しかし、何度も同じ本を読み聞かせていると、読み手である親の方が飽きてしまいます。


そして、少しずつ感情移入して読んでみたり、「この虹の色、とってもキレイね」とか「海ってどんな風に想像する?」等、ポツリポツリ…と、自然と聞き手の子どもに語りかけたくなってきます。


わが家では、こうしたポツリポツリ…が増えていき、まるで独り言のように「語りかける読み聞かせ」になって行きました。


さらに進んで、アドリブが加わって行き、絵本のキーワードの言葉を説明したり、かわいいイラストやステキな模様の感想を言い合ったり、分からないことが出てくると、図鑑で一緒に調べるようになりました。


結果、読み聞かせている1冊の絵本の世界は、どんどん深まり、どんどん広がっていくようになりました。


こうした、わが家で実践している「積極的に、絵本の世界を深め広げていく、読み手も聞き手もワクワクするような読み聞かせ」を、私達は「アクティブ リーディング」と名付けています。


つまり、「アクティブ リーディング」(積極的な「読み聞かせ」)とは、新しい絵本を何冊も読み進めるのではなく、同じ絵本をさまざな角度から積極的に何度も読み聞かせ、考え、語り合うことによって、1冊の絵本の世界を深堀りし、拡張し、楽しく展開させていく「技(ワザ)」なのです。


「アクティブ リーディング」を通して親子で作り上げた唯一無二の絵本の世界観は、子どもが成長しても変わらない、キラキラした大切な宝物となります。

心を豊かに育てよう♪【「アクティブリーディング」の効果】

「アクティブリーディング」の効果の一つは、子どものみならず親御さんの知性や感性が大いに刺激され、磨かれることが挙げられます。


子どもは、より深く登場する人物や動物の気持ちを一生懸命に考えるようになり、読み手の親も喜怒哀楽のみならず、もっともっと複雑な気持ちを理解しようと努めます。


「読み聞かせ」と言うと、どこか「one way」(一方通行)な印象を受けますが、「アクティブ リーディング」をすると、親子双方間(「two way」、「three way」)のコミュニケーションに広がり、相手の立場になることや、どういう言葉で伝えたら相手に理解してもらえるか等を真剣に考えるので、自然と心を豊かに育む「心の教育」に繋がります。


当ブログ「森の図書館」では、わが家で実践した「アクティブ リーディング」をお伝えし、その実体験で感じた娘と母の感想を掲載しています。
絵本の「アクティブ リーディング」を通じて、皆さま親子の絆が深まり、心を豊かに育むお手伝いができたら、こんなに幸せなことはありません。

少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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