★作 和歌山 静子
★出版社 福音館書店
★発行日 2001年8月1日
あらすじ
真夏でも、元気いっぱいに大輪の花を咲かせる、ひまわりの成長のお話です。
小さな種が地中に「とん」…生命力あふれるこの花は、雨にも負けず、風にも負けず、夜も日中も「どんどこ どんどこ」と、楽しそうに伸びていきます。
力強い筆致でのびのびと、そして生き生きと描かれた大輪の「ひまわり」が咲きほこった後は、種になり、パラパラと落ちて行き、最初の「ちいさな たねが とん」に、再び繋がります。
生命の循環がとても見事に表現されている、タテ型の「ひまわり観察日記」のような、ステキな絵本です♪
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
絵本で表現されている「文字」の大きさに合わせて、読み手の「声」を最終ページの「どん」に至るまで、だんだん大きくしながら、読み進めましょう♪
この絵本をよく見ると、土の下側に書かれている言葉(文字)も、ひまわりの成長に合わせて、だんだんと大きくなって行きます♪
娘に何度も、読み聞かせをせがまれた1冊で、娘は私の声に合わせて、一緒に「のんのこのん!!」と、ノリノリ読んでいました♪(←濁点の「どんどこ」が発音できず、しばらく「のんのこ」でした…)
そして、最後は「のんっっっ!!!」と大きな声で叫んで、「はい、おしまい」。
この元気なひまわりのように、娘も「のんのこ」…いいえ、「どんどこ」と大きく成長しています♪
灰色の雲がある日は、「曇」。
雨が降る日は、「雨」。
風の日や星月夜など、子どもに「このお天気は、なぁに?」と質問しながら、
絵本に描かれているのは、どんなお天気かを確認しよう!
娘はどこで覚えたのか(…きっと、保育園ですね♪)、「あめ~」「クモ~」と楽しそうに答えていました♪
(手に入るなら)、実際に食べてみよう! どんな味がするかな??
リスやハムスターだけでなく、私達「人間」も、ひまわりの種を食べているよ!
食物繊維が豊富なダイエット食のため、メジャーリーガーの方々が、好んで良く食べているらしいよ♪
お気に入りの『図鑑』で、ひまわりを調べてみよう。
そして、できることなら、実際にひまわりを育てて、毎日「どんどこどん」と成長する様子を観察してみよう♪
親子の感想

では、全体を通して、我が家の親子(お母さんと2歳時の娘)の感想をご紹介します。
ぜひ、参考にしていただき、素敵な絵本なので、一度手に取って、楽しんでください♪

このほん、よむ~♪
どんどこどん♪

娘は「このほん、よむ~♪」と、『ひまわり』をよく指さしていました♪
きっと、何度も繰り返される「どんどこどん」という、リズミカルな「生命の音楽」が、大好きに違いありません♪
夏は、成長の季節です。
2才当時の娘は、ひまわりが成長する音を「のんのこのん!!」と言っていましたが、3才の今ではもう「どんどこどん!!」と、正しく発音することができます。
娘の成長は、とても喜ばしいものですが、最後に、親子で一緒に叫ぶ「のんっっっ!!!」
が聞けなくなってしまったのは、少し寂しい気もします…
とは言え、夏が近づくと、読みたくなるステキな絵本です♪
太陽に愛されている、生命力あふれる大輪の『ひまわり』の花からは、たくさんの元気をいただけますよ♪
今回ご紹介した本
