★作 ささき まき
★出版社 福音館書店
★発行日 1988年8月1日
あらすじ
夜中に、こわ~いおばけが、ぞろぞろ出てくる本? …ではありません。
全く逆で、ナント日中に、どこかユーモラスなおばけが、1人ずつ「あそびましょ」と遊びに誘いにくる楽しい絵本です。
日中なので、おばけが出てくる場所も丸見えで、木の穴や小瓶の中、公園の水道の蛇口や、ナント銅像の鼻の中から…そして、遊びたくて飛行機からも「いえい!」とおばけが駆けつけます。
お化けの姿もそれぞれ面白いのですが、その名前はもっとユニークです♪
もものり、ぞぞまる、ぞんびえ、ぞりんば♪
…さて、最後に「あそぼう!」と誘われたのは、だれでしょうか?
おばけを怖がるお子さんに、「このおばけは、こわくないよ。」「こんなおばけなら、一緒にあそびたいね♪」と見せてあげたい一冊です。
どこかシュールなポップアートの様にも感じられる、シンプルなおばけのイラストは、優しい色遣いで描かれていいます。
そして、「次は、どこから?」「どんなおばけがでてくる?」のか、ドキドキワクワク…また、少しゾクゾクしながら、読み進めることができる絵本です♪
Let’s Active Reading!

「次のおばけは、どこから出てくるかな?」と聞きながら読み進めて、おばけが出てきそうな場所を、絵の中で探してみよう♪
何度も「読み聞かせ」をした子どもにも「おばけの出どころ」を覚えていないページがあります。そのページは、想像力のかたまりです♪
娘にこの質問をしたところ、「このりんごから~」とか、消火栓のふたを指し「この上から~♪」などと、楽しそうに想像していました。
ぜひ、お子さんと一緒に「おばけの出どころ」を探しながら、読んでみましょう♪
「怖いもの見たさ」から、子どもは「おばけ」が大好きです♪
『おばけがぞろぞろ』に登場する、ユニークなおばけたちと遊ぶとしたら、何して遊ぶのかを、色々と想像してみよう♪
ぜひ、親子で仮装して、ハロウィーンに参加しよう♪
娘は、地域のハロウィーンに、昨年デビューしました♪
近所のお姉さんから、黒のかわいいハロウィーンのスカートをいただいて、カボチャの杖を母と父で手作りし、「魔女」に仮装しての初参加でした♪
今年は何を着ようかと、今からワクワクしています♪
地域の子供会活動に理解のあるおじ様たちも、ハロウィーンを毎年楽しみにされています。
ゲームを用意していたり、みんなで写真を取ったり、きれいなお庭を見せて下さったり…
そして、子どもにとっての最高のモチベーションは、何と言ってもたくさんの「お菓子」をいただけること♪
地域のご家庭やお友達と交流しながら、みんなで楽しく仮装行列♪
ごほうびに、お菓子もいただけるハロウィーンに、ぜひご家族で参加しましょう♪
親子の感想


「おびるべちゃん、大好き♪」
「はろいん(注・ハロウィーン)、大好き~♪ 明日も、はろいん、ある? 」

今年も、ハロウィーンの季節になりました。
街は、可愛らしいハロウィーンの飾り付けに満ちていますね♪
ところで、わが家の娘は、夜、真っ暗にして寝るのが怖くて、毎晩泣いていました…!
その理由は、「おばけが出るから、こわい~」でした。
だんだんと大きくなり、この『おばけがぞろぞろ』の絵本を読み聞かせた頃には、少しずつ泣かなくなりました。
そして、この絵本は、怖がらずに余裕(!)で、楽しそうに読んでいました♪
今でも、たまに「おばけが出るから、こわい~」と言って、泣くこともありますが、「ぞりんばちゃんなら、怖くないよね? いえい!」などと言って、なだめています♪
この絵本は、お化けの名前も覚えてしまうほど、大好きな絵本となりました♪
ぜひ、こどもの「おばけ嫌い」の克服に、そして地域の交流に、ご家族でハロウィーンに参加してみませんか?
今回ご紹介した本
