★作 鈴木 智子
★出版社 福音館書店
★発行日 2019年9月1日
あらすじ
「まあるくなーれ まあるくなーれ いち にの さん」
…心地よい「わらべ歌」のリズムに乗って、笑顔のねこさんが、くるりとまるくなりました。
その後は、ハリネズミ、リス、カエル、パンダが、次々と上手にまるくなります。
子どもたちが、みんなで手をつなぎ、大きな輪を作るときに歌われている「まあるくなーれ」の歌をベースに、動物たちが「いち にの さん」で「まーるく」なります♪
登場する動物たちは、みんな優しい笑顔で、とても生き生きと、可愛らしく描かれています。
馴染みやすいフレーズで、何度読み聞かせても飽きの来ない、1歳前後のお子さんにおすすめの絵本です。
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
そして、子どもと一緒に歌ってみましょう♪
わらべ歌「まあるくなーれ」をご存知でしょうか?
ぜひ、ベースとなっている「わらべ歌」をお子さんに歌ってあげましょう。
「読み聞かせ」ならぬ、「歌い聞かせ」をしてみましょう♪
わが家では、わらべ歌の「まあるくなーれ」のフレーズの後、絵本にある「いち にの さん」の部分を創作して、歌っています(「さん」を高く上げて⤴います)♪
リズムをつけて「歌い聞かせ」をしてあげると、絵本がぐっと身近なものになり、リピート回数が確実に増えますよ!
また、口ずさみやすいフレーズなので、ぜひお子さんと一緒に歌ってみましょう♪
わが家の娘は、このフレーズを今でも覚えていて、忘れた頃に楽しそうに歌っていたりします♪
床の上に、お布団やマット、バスタオルなどを敷いて、子どもと一緒に「まーるく」なってみましょう♪
絵本の動物たちのように、上手に「まーるく」なれるかな?
お気に入りの『図鑑』で、絵本に登場した生き物たちを探してみよう。
そして、「小さくて『図鑑』は、まだ…」という方は、ぜひ子どもに動画を見せてあげよう!
興味を持っている時に、別のツールを動員して子どもの記憶を繋げてあげると、頭の中が整理でき、語彙力が増え、動物への「認識力」が高まります。
★ お薦めは、小学館の『まどあけ図鑑 いきもの』です。

親子の感想


「まあるくなーれ まあるくなーれ いち にの さ~ん♪」
「あっ! ダンゴムシだ~♪」

絵本は、表紙と裏表紙を含めて、一冊の本です。
表紙は、本の「顔」と言われますが、では裏表紙はどうでしょう?
映画のエンドロールさながらに、私は密かに、作者や絵本画家の「性格」が出ている場所だと思っています。なので、「読み聞かせ」の際は、裏表紙まで娘にしっかり見せてから、「おしまい」と本を閉じています。
では、今回の『まあるくなーれ』はどうでしょうか?
表紙の「顔」は、ニッコリ笑って「まーるく」なっているネコさん♪
裏表紙には、ナント! 絵本の中には登場しなかった「ダンゴムシ」が描かれています!
「ダンゴムシ」大好きな娘は、裏表紙に描かれた「ダンゴムシ」を見て、大興奮♪
作者の鈴木智子さんは、「本当は、絵本の中にダンゴムシも加えたかった」のでしょうか?
それとも「おまけ」として、裏表紙に描いてくれたのでしょうか?秋の夜長に、お手持ちの絵本の裏表紙を見ながら、作者や絵本画家について、考えてみませんか?
今までイメージしていたお手持ちの絵本の世界観が、全く変わるかもしれませんよ♪