★作 五味 太郎
★出版社 福音館書店
★発行日 1977年6月1日
あらすじ
桃色のまあるい一匹の金魚が、鉢の中で泳いでいます。
…が、金魚鉢から「きんぎょが にげた」!!
金魚はカーテンの模様に隠れたと思ったら、ヒラヒラと泳いで「また にげた」。
その後も、桃色のお花になってみたり、キャンディーやいちごになってみたり…と、次々に上手に隠れます。
さて、きんぎょが最後に隠れたのは、どこでしょう?
この絵本は、世界中の大人と子どもたちから、絶大な人気を誇る「名作」です。
すでに発売から40年が経っていますが、まるで「カラー版画」のような、日本ならではの優しい色使いと、モダンなポップアートのような美しいイラストが、上手く融合していて、全く時代を感じさせません。
0歳からの絵本デビューに、そして大切な方のお子さまへのプレゼントにお薦めの「五味太郎ワールド」全開の見ているだけで楽しくなる絵本です♪
Let’s Active Reading!

まずは、絵本のとおりに「きんぎょ」を探してみましょう♪
この絵本は、「読む」本と言うよりは、絵を「見る」本です。
時間を忘れて、子どものペースに合わせながら、ゆっくりと「絵の美しさ」を楽しみましょう♪
「きんぎょ」が何に隠れていたのか? 何になりすましていたのか?
周りの物を指して「これは、何?」と、色々と聞いてみよう♪
子どもは、「きんぎょ」の場所をあっという間に覚えてしまいます…!
「きんぎょ」を見つけるだけでなく、「美しい絵」全体を楽しんでもらうために「金魚が選んだ隠れる場所」に目を向け、言葉でお話してもらいましょう♪
合わせて、周りに描かれている物が何か?を聞いてみましょう。
娘は、「おはな~」「あめ~」「いちご~」と言った後に、「まるさ~ん(注・だるまさん)♪」「へびさん」と、得意気に指さしていました。
「きんぎょ」を作るのも楽しいし、「きんぎょ」を探すのはもっと楽しいですよ♪
<「にげた! きんぎょ探し」ごっこ>
①五味さんの「まあるい、かわいいきんぎょ」のイラストを描き、「桃色」で塗りつぶします。これを、大小様々な大きさで、5枚くらい(それ以上でもOK)作りましょう♪
(ピンクの折り紙に、絵を描いてもOKです!)
②次に、描いた金魚をはさみで切り抜きます。
③「切り抜いた、桃色きんぎょ」の裏に、クルリと巻いたセロテープを貼り付けます。
④5枚の「きんぎょ」を(少し姿を見せる様に)、隠します。
⑤子どもと一緒に、「にげた! きんぎょ」を探そう♪
親子の感想


「ここ~♪」「ここ~♪」
「まるさん(注・だるまさん)もいるよ~♪」

娘だけでなく、多くの子ども達は「宝探し」が大好きだと思います♪
娘は、あんぱんまんの「パン探し」が大好きで、何度も何度も隠しては見つけて遊んでいます♪
(遊び方は、10個くらいのパンを隠して、探すだけです♪)
この「きんぎょが にげた」の「きんぎょ探し」は、作るところから楽しめます♪
ぜひ、ご家族で「アクティブリーディング3」を実践して、子どもと一緒に「にげた きんぎょ」を探し出して、楽しく遊んでくださいね♪
今回ご紹介した本
