★作 松永 悠一郎
★出版社 福音館書店
★発行日 2019年6月1日
あらすじ
「おや おや かくれているのは だあれ?」と、優しく繰り返される問いかけと返答。
たんぽぽやあじさい、生い茂った木や葉っぱには、てんとう虫やかたつむり、すずめや小さな虫たちが、上手に「かくれんぼ」しています。
幼い子どもの日常生活に、優しく寄り添う生き物たちが、素朴で、とてもかわいらしいイラストで描かれています。
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
ましょう。ただし、聞き手の子どもが「かんれんぼ」している生き物たちに気づくまで
の考える時間は、(反応を見ながら)たっぷりキープしてあげましょう♪
初見(初めて見て、読む)の時間を大切に読み進めて行けば、「かくれんぼ」している小さな生き物を探す楽しさや、ページをめくるワクワク感♪で、いっぱいになります♪
…と言いながらも、この絵本は何度読み聞かせても、娘が飽きずに「これ見たい~♪」と持ってきます♪
娘が飽きない理由は、きっと何度見ても(読んでも)発見があるからです。
そして何といっても、素朴でかわいらしい「絵の引力」!のおかげです♪
実は、わが家では、娘が表紙の「ダンゴムシ」を発見しました!
答え: 表紙/左側・真ん中やや下
(答えの場所を知りたい方は、上記をドラッグしてなぞってください♪)
私も気づかなかったので、「すごいね~!」と感嘆し、娘と一緒に喜びました♪
本屋さんに行くと、楽しく学べる図鑑が所狭しと、たくさん揃っています!
お気に入りの図鑑を見つけ、絵本に登場した生き物や昆虫を探してみよう。
そして(余談ですが)、図鑑の中でたくさんの「楽しい寄り道」をしましょう♪
★ お薦めは、小学館の『まどあけ図鑑 いきもの』と『まどあけ図鑑 むし』です!
この絵本に登場する生き物は、てんとう虫やかたつむり、ダンゴムシにバッタなど、幼い子どもの日常生活でも、触れられるものばかりです。
保育園に通う娘は、登園・降園の途中で、何度、ダンゴムシやかたつむりを捕まえ、ありやバッタをじ~っと見つめていたか、分かりません。
こうした自然観察のまなざしは、できる限り大切にしたいものです。
ぜひ、天気の良い休日には、親子でお弁当を持って外に出かけ、私たちの日常生活に寄り添いながら生息している「どこにでもいる」生き物を探して、観察と発見の旅に出てみましょう♪
親子の感想

では、全体を通して、我が家の親子(お母さんと2歳時の娘)の感想をご紹介します。
ぜひ、参考にしていただき、素敵な絵本なので、一度手に取って、楽しんでください♪

「ここにも、ここにも、い~っぱいいるよ!」(ありさんを指さし、
大興奮♪)
「これなーに?」(コオロギを指さす♪)

娘が2才の頃、「このほん、みる~♪」と、毎日毎日、この絵本の読み聞かせを、せがまれました♪
娘にとっては、読む度に小さな発見があるのが、嬉しくてたまらなかった♪と思います。
…娘に何度教えても、「あかつむり!(かたつむり)」「しゅずめ!(スズメ)」、たんぽぽは「ひまわり!」と言っていましたが、いつの間にか正しく言えるようになっていました。
何度も読み聞かせていると、こうした積み重ねや小さな発見を通じて、少しずつ成長して行くのですね♪
子どもが「図鑑デビュー」する前に見ておく、ベビー版の『初めての小さなずかん』という感じがする、シンプルで素朴な、優しい絵本です。