竜巻に気を付けよう!【9~10月がピーク】

防災・減災
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いつ竜巻は発生するのか

台風や寒冷前線、低気圧など積乱雲が発生しやすい気象条件に伴って、竜巻は発生しやすくなります。

日頃から、気象庁が発表する「竜巻注意情報」に注意するとともに、空の変化(発達した積乱雲が近づく兆し)に注意をしましょう。次のような、積乱雲が近づいている「兆し」があれば、竜巻が発生する可能性があります。

・真っ黒い雲が近づく
・雷が鳴る
・冷たい風が吹き出す
・大粒の雨や「ひょう」が降り出す

気象庁HPより

日本では、竜巻は台風や寒冷前線、低気圧などに伴って、季節を問わず全国で発生しています。しかし、統計データを見ると、積乱雲が発達しやすい台風シーズンの9~10月に、竜巻の発生確認数が多い傾向にあります。

竜巻はどのようにして発生するの?

竜巻は、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻きです 。

台風などの影響で南から暖かい空気が流れ込んだり、上空に冷たい空気が入ってきて、地上と上空の気温差が大きくなった時に多く発生しています。また、高さによって風向や風速が大きく異なる場所では、積乱雲が回転しやすくなり、竜巻が発生しやすい傾向があります。

なお、一年を通して沿岸部で起きやすいというデータがありますが、夏は内陸部でも発生しています。

発達した積乱雲が近づいているときの兆しは・・・

周りの天気が次のように変わってきている場合には積乱雲が近づいている「兆し」なので、竜巻等が発生しやすい状況にあります。

・真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
・雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
・ひやっとした冷たい風が吹き出す
・大粒の雨や「ひょう」が降り出す

竜巻による被害の特徴は?

・短時間で狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらします
被害は数分~数十分で、長さ数km~数十km・幅数十~数百mの狭い範囲に集中します。

・移動スピードが非常に速い場合があります
移動スピードが非常に速い場合があり、判断の遅れや、逃げ遅れに注意が必要です。

・建物が倒れたり、車がひっくり返ることがあります
強い竜巻に襲われると、強い風によって建物が倒壊したり、車が転倒することがあります。

様々なものが竜巻に巻き上げられたり、猛スピードで飛んできます
人や様々なものが飛ばされるだけでなく、巻き上げられたものが猛スピードで飛んでくることも竜巻の恐ろしさです。

建物の中でも、飛んできたものが窓ガラスを割ったり、壁に刺さったりするので注意が必要です
軽い木材であっても竜巻により猛スピードで飛来すると、簡単に住宅の壁に刺さったり突き破ったりします。

竜巻が間近に迫ったら・・・

竜巻が発生したときには、建物などの被害は防げませんが、身の安全を守ることはできます。屋外にいる場合は頑丈な建物などに避難し、屋内にいても窓ガラスには近づかず、一階の丈夫な机の下などで身を小さくして頭を守ってください。

竜巻は短時間に猛スピードで様々なものを巻き上げながら、建物などに甚大な被害を与えます。すぐに身を守るための行動をとってください。

身を守るための行動

【屋外では・・・】
①近くの頑丈な建物に避難するか頑丈な構造物の物陰に入って、身を小さくしてください。

②物置や車庫、プレハブ(仮設建築物)の中は危険ですので、避難場所にはしないでください。

③周辺に身を守る建物がない場合には、水路などくぼんだところに身を伏せて両腕で頭や首を守ってください。

【屋内では・・・】
①一般の住宅では雨戸、窓やカーテンを閉め、家の1 階の窓のない部屋に移動してください。

②丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして頭を守ってください。

③大きなガラス窓の下や周囲は大変危険ですので窓ガラスから離れてください。

【普段から心がけておくことは・・・】
人が大勢集まる屋外行事や高所作業のように避難に時間がかかる状況では、気象情報や雷注意報にも留意し、万一に備え早め早めの避難心がけてください。

②竜巻注意情報が発表された場合には、まず周囲の空の様子に注意し、「急に真っ暗になる」、「大粒の雨が降り出す」、「雷鳴が聞こえる」など、積乱雲が近づく兆候が確認された場合には、頑丈な建物に避難するなど身の安全を確保する行動をとってください。

竜巻注意情報が発表された場合には、気象庁ホームページの竜巻発生確度ナウキャストで、危険度の高まっている領域をこまめに確認してください。竜巻注意情報と竜巻発生確度ナウキャストは組み合わせて利用することが効果的です。

参考資料

・首相官邸HP
・気象庁HP
・ANN NEWS

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