悩めるお母さん
「市販の経口補水液がなくなってしまった・・・」
「市販の経口補水液は賞味期限が短いから、ストックしておくのは難しいし・・・」
「自分で経口補水液を作ることはできないかしら・・・」
経口補水液とは・・・
ユニセフが発展途上国の子どもに「経口補水塩」(ORS)を飲ませていたことが起源のようです。途上国では、子どもの死因の5分の1が下痢を伴う病気。衛生面が劣悪な環境の中でもたらされるものです。
日本では「経口補水液」と呼んでいますが、いずれにしても、「命を守る水」です。
「経口補水液」の成分は、塩、ブドウ糖、水です。
効果として、発熱・発汗・下痢・嘔吐などによる脱水症状を改善させます。
脱水症状になると、電解質も奪われることになり、ただ水分を取るだけでは回復しません。そのため、脱水症状になったら、「水分+電解質+糖分」のある経口補水液を摂取する必要があります。
経口補水液は市販でも売られています。
身体の水分の割合
人間の身体の中の水分は、どれくらいだと思いますか。
実は、年齢によって、かなり差があります。
< 正解 >
・新生児・・・・80%
・乳児・・・・・70%
・幼児・・・・・65%
・成人男性・・・60%
・成人女性・・・55%
・お年寄り・・・50~55%
環境省「熱中症 環境保健マニュアル」より
人間は、これだけの割合の水分が必要だと言うことです。
さらに、高齢者に関しては、水分の割合が低くなっているので、脱水症状が進むと、かなり深刻な事態になります。
経口補水液のレシピ
< レシピ >
・水(1リットル)
・砂糖(大さじ4)
・塩(小さじ2分の1)
・レモン汁(なくてもOK)
家に材料はあると思います。
そして、材料はこれだけで、それぞれ混ぜ合わせるだけです。
レモン汁は飲みやすいように入れるだけです。(なくても大丈夫です。)
幼児期のお子さんがいる家庭では、嘔吐や下痢が続いた場合、まずは医師に診察してもらうことが先決ですが、この「経口補水液」の作り方を知っていれば、いざという時に冷静に対応できるはずです。
こまめな水分補給を
汗の原料は、血液中の水分や塩分。
したがって、体温調節をするために、汗で失われた「水分」や「塩分」は、適度に補給する必要があります。
喉が渇いたから水を飲むのではなく、激しい運動をしたり、暑い日には、積極的に水分を補給するように心がけましょう。