あらすじ
心配性のリスの男の子「しんくん」と、のんきなリスの女の子「のんちゃん」シリーズの「雪」をめぐる、心あたたまる一冊です。
寒いある日、2人が木の実で遊んでいるところに、「くまの親子」がやってきました。
木の実をたくさん持っているのは、「冬ごもりのしたく」のためだと、熊のお母さんは教えてくれます。熊の冬眠のこと、そして「今夜あたり、雪が降りそう」だということも。
雪を見たことがない2人は、「ゆきってなあに?」と聞くと、「しろくって、フワフワで、つめたくて」、「空から降ってくるもの」だと教えられ、「雪」を色々と想像します。
のんちゃんのお家で、しんくんとともに、雪を待っていると…さて、「空からのてがみ」は届いたのでしょうか?
このお話は、雪の降る前のワクワク感から、「初めて雪を見た時」の感動までを2人のリスさんが、私たちに教えてくれます。
お母さんにもファンの多い、「とりごえまり」さんの「しんくんとのんちゃん」のシリーズは、絵もお話も優しくて、とっても丁寧に愛情深く描かれている、本当に可愛らしい絵本です♪
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親子の感想
「りすさん、かわい~♪ わたし、見たことあるよ~♪」
「雪は、冬がきましたよっていう、‟空からのてがみ” なの」と、熊のお母さんが、雪を見たことがない2人の子リスに、教えてくれます。
「空からのてがみ」
…詩的な表現で、とってもステキなタイトルですね♪
また、この絵本で感動的なのは、初めて2人が雪を見るシーンです。
この見開きのページには、言葉はありません…
アクティブリーディング・2で、皆さんに考えていただきましたが、「感動」は言葉にできないことが、往々にしてありますよね♪
雪を見たことがない2人が、初めて雪を見た気持ちを言葉にまとめた、次ページのそれぞれの感想もステキです♪
のんちゃんは、「きれいだねー、しんくん。キラキラ ひかってるね」
しんくんは、「うん、ほしが ふってきたみたいだね」です。
あなたのお子さんは、どんな風に「雪」を表現するでしょうか?
もうすぐ、冬です。
今年は、「空からのてがみ」が届くでしょうか?