★文 木坂 涼
★絵 木村 しゅうじ
★出版社 福音館書店
★発行日 1997年5月1日
あらすじ
「りす」や「ライオン」、「ゴリラ」に「ラッコ」…哺乳類の子ども達が、どんぐりや肉、葉っぱや貝を食べています。
そして、それぞれの次のページには、「でもね、あかちゃんのときは、かあさんのおっぱい、こくこくのんでたよ」という優しいフレーズが繰り返されています。
赤ちゃんの当時にお母さんのおっぱいを飲んでいた姿が、繊細で温かいタッチで描かれています。
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
わが家の娘に問いかけていくと、「りす、ライオン、ゴリラ」…と快調に答えていましたが、「ラッコ」が分からず、答えられませんでした。
…が、どこで覚えたのか(保育園?)、なぜか「こうもり」は知っていて、ビックリしました!
子どもが、どんな動物を知っているのか、何に興味を持っているのか、よく分かりますよ♪
絵本では、見事に動物達が描かれていますが、映像で動いている姿を確認すると、子どもはとても楽しそうに動物に見入ります♪
娘が分からなかった「ラッコ」も、動画で視聴すると「ラッコって、かわいいね~♪」と楽しそうに言っていました。
とは言え、お腹で貝を割って食べる姿は、よく分からなかったようです…
「人間は、おっぱいかたまごか、どっちかな?」と聞いてみよう!
今は、楽しく学べる図鑑が、本屋にたくさん揃っています♪
哺乳類か卵かを説明する時、図鑑を活用すると、子どもが楽しめる上、分かりやすく説明されているので、大助かりです!
お薦めは、小学館の『まどあけ図鑑 いきもの』(p.3~P6)です。
子どもにとって、一度に理解するのは難しいかもしれませんが、少しずつ、複数回に渡って、繰り返し触れると覚えていきます♪
娘の2才の誕生日に、地元の動物園に行きました。
娘は、「ぞう」や「きりん」、「オランウータン」など、印象深かった動物達を一気に覚え、数日間、動物達に夢中でした!
動物園は、楽しみながら様々な動物達を知り、触れることができる、まさに生きた学習の場です。
ぜひ、皆さんも、親子で動物園に足を運び、絵本に出てくる動物を探しに行きましょう♪
きっと、素敵な出会いがあるはず♪
親子の感想

では、全体を通して、我が家の親子(お母さんと2歳時の娘)の感想をご紹介します。
ぜひ、参考にしていただき、素敵な絵本なので、一度手に取って、楽しんでください♪

ラッコって、なあに?
(…ラッコの映像を見せると)これは、ビーバー? ラッコ?
わ~、かわいいね~♪

哺乳類の動物達の母と子が、繊細でリアルに、とても優しいタッチで描かれていて、生命のぬくもりが伝わってくる、素晴らしい絵本です。
お乳を飲ませている動物のお母さんの表情は、いずれも赤ちゃんへの愛情に満ち溢れています。
きっと、本作の絵を描いた木村しゅうじさんご自身が、優しいまなざしをされているのでしょう。
お母さんが子どもを大切に思う気持ちは、動物も人間も一緒ですね♪
今回ご紹介した本

