絵本情報
★文 渡辺 茂男
★絵 大友 康夫
★出版社 福音館書店
★発行日 1983年7月1日
あらすじ
子熊のくまくんが、お母さん熊に見送られて「いってきまあす!」と、一人でお散歩に出かける絵本です。
くまくんにとって、小さな土の盛り上がりは「やま」で、木のベンチは「はし」に映る大冒険♪
「はし」を降りる時にジャンプしたり、水たまりを楽しそうに「じゃぶじゃぶ」歩いたり、塀をつたって歩いたり…ところが、塀はどんどん高くなってきて「おりられない」くまくん! さあ、どうする、くまくん?
子どもと等身大のくまくんの奮闘ぶりが、世界中の子どもたちに大人気です♪
色鉛筆のような優しいタッチで描かれている『くまくんの絵本』シリーズは、海外14カ国に翻訳されている、ロングセラーの絵本です。
Let’s Active Reading!
さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
くまくんと同じ様に、お出かけする時に「いってきまあす!」と元気にご挨拶をしよう♪
帰ってきたら「ただいま!」とご挨拶できるように、練習してみよう♪
「ご挨拶は、こころを開く第一歩」と言われるように、元気なご挨拶から、全てのコミュニケーションが、始まります。
くまくんと同じように、「いってきまあす!」、そして「ただいま!」のご挨拶ができるように、何度も練習してみよう♪
くまくんのズボンのおしりが、破けています。
どこで破けたのか、子どもと一緒に考えてみましょう♪
この絵本を娘に「読み聞かせ」をしていたところ、ある日、娘が「あれ? くまくんのおしりがやぶけているよ!」と気付きました。
「わ~、よく気が付いたね。どこで破けたと思う?」と絵本をめくりながら、一緒に考えました。
「さくをくぐり」か「へいをつたって」のどちらかだねと、娘と話し合いましたが、後者が有力だと思います!
絵本を通じて、「信号のお約束」を子どもに伝えましょう。
「赤」はストップ、「黄色」は注意、「青」は進め、色とルールをしっかり教えましょう。
こどもが事故に遭わないための、大事な「交通ルール」の「信号のお約束」です。
何度伝えても良い、大事な内容なので、くまくんの絵本のパワーを借りて、しっかり「赤は、ストップ」、「青は、注意して進め」を子どもに教えましょう♪
…と言っても、子どもは楽しいことに夢中になるので、目が離せませんよね。
わが家の娘には、何度も「道路は、遊ぶ場所ではないよ」と伝え、「横断歩道は、早く渡ろう」と言っています。
晴れた日に、親子で散歩に出かけ、くまくんのように「やま」や「はし」を渡ってみよう♪
自由な発想で、お子さんが目にするものが「何に見えるか?」を探して散歩してみよう♪
お散歩は、ゆっくりで構いません。
お散歩だけでも、子どもにとっては、大冒険です♪
もちろん、「何に見えるか?」は、何でもOKです。
「お空の雲が、くじら!」でも、「どんぐりが、ごはん!」でも、「ほんとだね~♪」とうなずいてください♪
この時期のお散歩は、本当に貴重です。
ぜひ、お子さんと、ゆっくりのんびりお散歩を楽しんでください♪
親子の感想
2歳時の娘
お母さん
この絵本は、『くまくんの絵本』シリーズの一つです。
『どうすればいいのかな?』で「着る」ことを、『こんにちは』や『いただきます』は「ご挨拶」を、日常生活の大切なことについて「子ども目線」で、優しく楽しく描いているものが多い「シリーズ」です。
くまくんは、迷ったり、考えたり、間違ったり、楽しく遊んだりしながら、たくさんのことを学んで行きます。
そんな奮闘する、子どもと等身大の「くまくん」は、まさに子どもの成長そのものです。
今回ご紹介した本