★作 こもり まこと
★出版社 福音館書店
★発行日 2004年3月1日
あらすじ
バルンくんは、イギリス製のスポーツカーのオースチン。
「バルルン ルン ルン」
雨上がりの良い天気に、お散歩帰りのバルンくんが山道を軽快に走っています。
すると、ナント!崖崩れがあり「とおせんぼう」。
そこへ現れたのが、ブルにいさん(ブルドーザー)、ペイにいさん(ペイローダー)、ダンプくん(ダンプカー)の「おたすけ3きょうだい」です。
まず、ブルにいさんが崩れた土や石を集めて固め、ペイにいさんが固めた土や石をすくって弟のダンプくんまで運び、ダンプくんは集められ土や石を道路わきに移動します。
「3きょうだい」の見事なコンビネーションのおかげで、あっという間に山道が開通します。
少しレトロなテイストで、丁寧に愛情深く描かれている「バルンくん」や「3きょうだい」。
「ブルブル」
「グイーン」
「ドサドサドサッ」
「擬音」も軽快で、車が大好きな男の子だけでなく、女の子にも大人にも愛される、独特なかわいらしさ、カッコよさに溢れている絵本です♪
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
どのページの中にも、バルンくんが描かれているよ♪
絵本のページをめくって、どこにバルンくんがいるかを確認してみよう♪
絵本の中でバルンくんは、正面だけでなく、ダンプくんの横にいたり、後ろ姿だったり…と、必ず登場しています♪
『ウォーリーをさがせ』さながらに、絵本をめくって、バルンくんを探してみよう♪
お子さんが「はたらく車」に興味を持ったら、ぜひ「おたすけ3きょうだい」の車種について、調べてみましょう♪
『のりもの図鑑』で調べたり、映像で確認すると、子どもはキラキラした目で、「はたらく車」に見入ります♪
わが家がお薦めする『図鑑』は、小学館の『まどあけ図鑑 のりもの』です。
写真ではなくイラストで、様々な「のりもの」を楽しく紹介していますので、「バルンくん」の絵本の続きの様に『図鑑』を読み進めながら、ぜひお子さんと知識を深めてみてください♪

どんな「はたらく車」があり、どんな作業をしているのかを考えてみましょう。
半年前、娘は登園途中に、近所のドラッグストアが日々建設される様子を「土台作りから、開店するまで」を、毎朝定点で見学していました。
雨の日も風の日も、時には保育園の帰りにも、娘はいつも「工事現場とはたらく車」に興味深々で、じっと見続けていました。
「もう行くよ」「そろそろ帰ろう」と言っても、工事現場から中々離れませんでしたが、ある日、娘が私にこう言いました。
「おじさんたちって、カッコイイね!」
工事現場のおじさんたちが、様々な「はたらく車」を駆使して、一生懸命に働く姿は、子ども心ながらに、とてもクールに映ったのでしょうね♪
私たちの日常生活は、様々な仕事を通して、多くの人たちの努力によって支えられています。
子どもの素直な目で、こうした大切な点に気付いてくれたことは、とても貴重な経験となりました。
親子の感想


「ダンプカーだいすき♪ ショベルカー大好き♪」

「新しいモノ、大好き」の娘にとって、「工事現場」はまるで「遊園地」、または「おもちゃ箱」のような「夢ある場所」なのかもしれません。
「道路工事」では、掘っている穴をじっと覗き込み「おじょうちゃん、危ないから立ち止まらないで!!」と注意されても、マンションの「建設現場」では「わ~♪クレーンが、7台もあるよ~」と大興奮…!
先日も、車で移動している時に「見て~♪ 大きなくるまに、くるまがのってるよ~!」と、キャリーカーを見て、大はしゃぎ♪
「工事現場」には、必ず「はたらく車」がつきものです。
娘を見る限り、「工事現場やはたらく車」に興味があるのは、男の子だけではありません。
実は、私達大人が見ていても楽しいですし、女の子にとってもワクワクが止まらない、興味の尽きない面白いものなのです♪
今回ご紹介した本

