あらすじ
黒いねこが、トコトコトコ…日が沈み、暗くなってきた三角屋根のお家の上で、まだ眠っているお友達ねこさんの所に向かっていると、パッ!とお家に明かりが灯ります。
さらに、三角屋根の上の方が明るくなり、みるみるうちに「おつきさま」が上空へ上っていきます。
「おつきさま こんばんは」
そこへ雲がたちこめてきて、「おつきさま」を隠してしまいます…しばらくすると、雲に隠れていた「おつきさま」とお話を終えた雲が流れ去り、「まんまる おつきさま」が再びお顔を出して、にっこり笑います。
そのステキな姿を見て、三角屋根の上の2匹のねこさんと、満月を見上げているお母さんと子どもがご挨拶、「まんまる おつきさま こんばんは こんばんは」。
絵本の夜空に浮かび上がる「満月」…その「月明り」の中の静かな出来事です。
全てのページが、三角屋根のお家を「定点」として繰り広げられていて、「おつきさま」をめぐる、まるで「子守歌」のような優しいお話です。
『ひよこさん』の「林明子」さんが、穏やかで美しい笑顔の「おつきさま」と、月明りに照らされた「ネコさんたち」と「親子」を、あたたかいまなざしで丁寧に描いています。
絵が大きく、穏やかなストーリーなので、「赤ちゃん」のファーストブックにお薦めのロングセラー絵本です。
Let’s Active Reading!
さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
親子の感想
「あっ! おちゅきさん(おつきさん)だ~!」
わが家の娘は、「林明子」さんが描いた『ひよこさん』で絵本に目覚め、かわいい「ひよこさん」に、絵本の世界に連れて来てもらいました♪
そんな「絵本の世界」に入るきっかけを作ってくれた、大好きな「林明子」さんが描く『おつきさま』も、娘にとっては、とても身近な存在として捉えられている様です。
保育園の帰り道に見上げる月や、「昼の月」までも、娘はよく「おつきさま」を見つけます。
「おつきさまは、毎日形をかえるもの」…と認識しているからです。
わが家にとって「林明子」さんの絵本は、たくさんの「知るきっかけ」を与えてくれる特別な存在です。
今回ご紹介した本
<日本語版>
<英語版>