★作 国崎 信江
★絵 福田 岩緒
★監修 目黒 公郎
★出版社 ポプラ社
★発行日 2006年2月
あらすじ
もりがおか小学校の1年1組では、地震が来た時の「身体の守り方」を先生から教わりました。
その日の下校後に、震度5弱の地震が発生。
1年1組の7人の子どもたちが、通学路や学校、スーパ―マーケットなどで罹災し、適切な行動で自分の身を守り、家族に再会するまでを描いた『地震防災の絵本』です。
また、絵本の下段・左側には、Q&A方式で、しっかり考えてもらう工夫がされています。
下段・右側には、読み手の親が、普段からできることや、有事の際の危険と身の守り方が、まとめられています。
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
まずは、絵本のナビゲーションに沿って、読み進めましょう。
・通学路で地震に遭った「しおり」ちゃん
・自宅で罹災した「ゆうすけ」くん
・学校で罹災した「ゆり」ちゃん
・公園で罹災した「ゆたか」くんと「やまと」くん
・スーパーマーケットで罹災した「みき」ちゃん
・海沿いで犬を散歩中に罹災した「しょう」くん
7人が、どのように行動して、自分の身体を守ったのか…しっかり、考えながら読んでみましょう。
■連絡方法 (家族と連絡をとる方法)
家族みんなで話し合い、有事の際に備えよう!
わが家の娘にも、避難した際の「家族の待ち合わせ場所」を伝えてあります。
子どもが「小さくて分からないから、伝えない」ではなく、「小さくても、伝えておく」ことを実践しましょう!
きっと、有事の際に役立ちます。
1回限りではなく、9月(防災の日)と3月(東日本大震災の発災月)に、備蓄品や集合場所を再確認するなど、繰り返し練習しましょう!
体験型の「防災センター」は、たくさんの発見があり、大変勉強になります。
帰宅したら、家族で、「備え」について話し合いましょう!
そして、周りの友達にも、たくさん話し合ってみましょう♪
もしかしたら、たくさん「いいアイデア」が出るかも!?
親子の感想


「お花が落ちる~、ねこさんはどうするの~?」

この絵本は、ある日の小学1年生の下校時間後の罹災状況を描いています。
7歳の子どもを対象とした絵本を、3歳児が理解できるのか、と迷うところもありましたが、実際に「読み聞かせ」てみると、何度も「もう1回、読んで!」とリクエストされました。
まさに、「絵の持つ力」が、理解をも促したのでしょう!
娘は、3歳になるまでに、数度、地震を経験しています。
そのため、何かしら思うところがあったのでしょう。
この絵本を読み聞かせた時、「お花が落ちる~、ねこさんはどうするの~?」など、3歳児なりに絵を見ながら、一生懸命考えていました。
今回ご紹介した本
