あらすじ
ごはんをたいて、手のひらに水をつけて、「おにぎり」をつくろう!
…ぎゅっぎゅっ、くるっくるっ…
あつあつごはんの真ん中に、梅干しを埋めて、のりを巻いて、「おにぎり」のできあがり♪
炊きたての「ごはん」から、「おにぎり」ができるまでのプロセスを、丁寧に、そして食べたくなるほどおいしそうに描いています♪
出てくる素材は、「ごはん」と「梅干し」と「のり」だけなのですが、素材をとりまく「ゆげ」の熱さと、それ以上に「手」の温かさと優しいぬくもりが、じんわりと伝わってきます。
「おにぎり」は、ごはんと一緒に「手作り」の「愛情」をも、しっかりにぎって作る、まさに日本人のソウルフードです♪
『くだもの』の平山さんが描く『おにぎり』は、あたたか味のある繊細さと圧倒的な存在感を放っている、隠れた名作です♪
Let’s Active Reading!
さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
親子の感想
「今日は、おにぎりなの? わ~、早く食べたいな~♪」
娘はまだ3才だというのに、一体いくつもの「おにぎり」を作ったでしょうか?
幼児教室に持っていく「コロコロおにぎり」に、毎日幼稚園に持っていく「おにぎり弁当」。
毎週参加しているボーイスカウトで食べる「おにぎりランチ」に、家族でレジャーシートを敷いて食べるピクニックランチの「おむすび」…♪
こうした「おにぎり」をめぐる風景には、家で食べる日常の食卓にはない、ワクワクする楽しいイベントやみんなでいただく非日常の食事の美味しさと、豊かな時間が流れています。
きっと、私はこれからも、たくさんの「おにぎり」を作ることになるでしょう。
「おにぎり」を作った数だけ、家族の「豊かな思い出」があるのかもしれませんね。
今回ご紹介した本