あらすじ
夜が明けました。朝がきました。
早起きのにわとり「こっこさん」が、ひよこ、こねこ、こぶた、こうし…と、動物の子どもたちを、優しい歌声♪とともに、くちばしで「つんつん」軽くつつきながら、起こしていきます。
「ととけっこう よがあけた~♪」…ベッドの上で、まだ眠っている男の子も、「こっこさん」の歌声と、優しい「つんつん」で、すっきり目覚めました♪
「こっこさん」に起こされ、元気に目覚めた子どもたちは、笑顔でおひさまに「おはよう」とごあいさつします♪
真島さんの絵が、優しく可愛らしいのはもちろんのこと、どこかに懐かしさを感じるのは、「伝統的な布」の模様が、さり気なく散りばめられているからに違いありません。
「こっこさん」の羽、子牛のまだら模様、草むらに咲く小花…など、まるで「ちぎり絵」の様な手作りのあたたかさまで伝わってくる、とってもモダンでステキな絵本です♪
Let’s Active Reading!
さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
親子の感想
モォ~♪ (←牛の鳴き声で!)
数ある図書施設や書店などでは「出産/育児」コーナーが欠かせませんが、いずれの『育児本』の中でも重要視されているのが、「読み聞かせ」と「わらべ歌」です。
わが家でも、「読み聞かせ」を始める前の娘が赤ちゃんの時期に、よく「わらべ歌」や童謡を歌っていました♪
おそらく一番歌っていたのは、シンプルなフレーズで口ずさみやすい、「ととけっこう~♪」ではないかと思います。
ありがたいことに、わが家の近所には自治体が運営している「子どもの育成、地球、国際活動」をテーマとする施設があり、そこでは毎週「よみ聞かせとわらべうた」の講座を、年齢別の「0~1才」「2~3才」「4才~」に分けて、開催していました。
娘は保育園に入園する1歳半頃まで、ほぼ毎週「0~1才」と「2~3才」に参加していたので、優しいおばあちゃん達が歌ってくださる、かなりの数の「わらべ歌」や童謡、「手遊び歌」を聞いていたことになります。
この「ととけっこう~♪」は、わが家には既に絵本がありましたが、フレーズをつけて歌うようになったのは、この講座で教えていただいてからのことです。
子どもの耳に優しいリズムに乗せた、季節を感じさせる、やわらかい言葉の数々…
優しいおばあちゃん達に歌っていただいた「わらべ歌」は、娘の記憶には残っていないかもしれませんが、時間をかけて積み重ねたこの経験は、私たち親子にとって、良質で滋味深い「心の栄養」になっていると思います。