あらすじ
主人公・しょうちゃんが、お父さんとお母さんと一緒に、青いくるまに乗って、おばあちゃんの家におでかけします。
パン屋さんに花屋さん…近所の商店街から工事現場を抜けて、山道のトンネルをいくつも越えて港に着くと、車ごと小さな船に乗りこんで、海を渡って、島に着きます…そして、せまい坂道を登って行くと、おばあちゃんが待っています!
この絵本は、全体が「鳥の目」となり、街並みを詳細に、美しい風景を丁寧に、描いている「鳥瞰(ちょうかん) 図」となっています。
さらに、しょうちゃんは、道中で、ブルドーザーやショベルカー、キャリアカーやはしご車など、たくさんの「特殊な車」を見かけた上、おまけに「船」にも乗船します。
巻末には、そんな「しょうちゃんのみた くるまたち」が紹介されていて、さながら『特殊車両 (+プラス船) の図鑑』の様な一冊です。
車好きな子どもはもちろん、そうでない子供たちも、ページをめくって読んでいるだけでもワクワクしてくる、たくさんの発見に溢れている楽しい絵本です♪
Let’s Active Reading!
親子の感想
2歳時の娘
「キャリアカー大好き♪ どうやって、車が乗るの? 何で落ちてこないの?」
お母さん
「工事現場」と「特殊車両」が大好きなわが家の娘に劣らず、わが家のお父さんも「大の車好き♪」です。
そのため、この絵本を一番楽しんでいたのは、娘よりも、もしかしてお父さんなのではないかと、私はひそかに思っています。
父は「鳥瞰図」の地図になっている内容を大変喜び、絵本に登場する乗用車の車種をスラスラと諳んじていました♪
父と娘で大はしゃぎできる絵本は、そうそうありませんよね?
そんな一冊が、この『くるまにのって』の絵本なのです♪