あらすじ
「こっちむいてー」
生きものたちに声をかけると、
「ほいっ」
こちらをむいてくれます♪
「こっちむいてー」という呼びかけに、繰り返される「ほいっ」という、どこかユーモラスな響きとリズム。
「貼り絵」風の素朴な優しい味わいが、赤ちゃんや幼児にぴったりの絵本です♪
Let’s Active Reading!
さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
親子の感想
「こっちむいて~」「ほいっ ほいっ」キャー♪
「ざにがにさん キャーキャー♪」
(↑娘は、”ざりがに”と言えず、しばらく”ざにがに”さんでした!)
子どもの手先の「巧緻性(こうちせい)」を高めると、何が変わるのか?
「ちぎり絵」をしながら、ちょっと調べてみました。
“手指の巧緻性を研究する川端博子教授(埼玉大学)らが2007年、小学6年生518名を対象に実施した調査によると、巧緻性を測定する「糸むすびテスト」で成績が上位だったグループは、そうでないグループと比べてさまざまな学習活動を楽しんでいたそうです。
「漢字練習」「計算練習」「リコーダー」「習字」「裁縫」「工作」の「好きな程度」を、糸むすびテストの成績別・男女別に集計したところ、男子の「リコーダー」および女子の「漢字練習」を除く全ての学習活動において、成績上位グループほど「好きな程度」も高い傾向にありました。
この結果は、論文中で以下のように分析されています。
即ち、手指の巧緻性は手指を使う学習・繰り返しを要する学習への好き・嫌いに影響し、種々の学習への取り組みと関連することが示唆された。女子の方で6学習の平均得点が有意に高く、これらの学習が好きであり、 学習面で手指を使い、 繰り返し練習することで手指の巧緻性を高めていると考えられる。”
(引用元:小学生の手指の巧緻性に関する研究: 遊びと学習面からの一考察)
「巧緻性」の高い子は、漢字や計算ドリルなどの「繰り返し」を通じて基礎学力アップを目指す、小学校教育が求めている学習の習得力に向いている、ということが分かります。
ひもを結ぶ…という、巧緻性を代表する行為が、将来の「集中力→継続力→忍耐力」に繋がるというお話でした。
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください♪