備えあれば憂いなし【非常時の食料はある?】

防災・減災
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悩めるお母さん

「そもそも、なぜ備えておかないといけないのかしら…」
「うちには、乳幼児がいるけれど、備えておかないと…」
「上の子はアレルギーを持っているし…」

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食料品を備える理由

日本は災害大国です。
地震をはじめとして、台風、豪雨、暴風、竜巻など多くの自然災害が日本各地で頻発しています。

「ご家庭で、家族分の食料品を備えていますか。」

厚労省によれば、災害時に備えて非常用食料を用意している世帯の割合は 53.8%に留まります。

「テレビを見ていると、避難所でご飯の炊き出しを見たことがあるから。」と言う方もいます。

しかし、実際のところ、災害時にライフラインが断絶すると、支援物資の応援がたどり着くまで、1週間はかかると言われています。

そのため、最低でも、3日間分、できれば1週間分の食料は用意をしておくべきです。

有事の際、スーパーやコンビニ等の食品はあっという間に売り切れます。

みんな考えることは同じで、食料のあるところへ殺到するからです。

備蓄するもの【何を?どれくらい?】

ライフラインの停止で必要なもの

災害が起きると、ライフラインが停止することがあります。

したがって、カセットコンロなどの熱源や、水、食料品は最低限必要です。

目安として、水は、1人1日3L程度必要です。

他にも、ペットボトルや缶入りのお茶や清涼飲料水などもあると便利です。

カセットボンベは、1人1週間約6本あると良いです。

温かい食事をとることは、身体を温めるだけでなく、精神的にも落ち着きを得られます。

特に、冬季では、なくてはならない必須ツールです。

食事バランス

農林水産省HPより引用「食事バランスガイド」

非常食の乾パンは、「カロリー摂取」と「腹持ち」に主眼を置いています。

避難所で炊き出しが始まっても、「おにぎり」の提供が多く、炭水化物以外の栄養が不足しがちです。

災害発生後、「栄養」をしっかりと摂ることで、「心の平静」にも繋がります。

意識して、栄養バランスも考慮しつつ、備蓄用食料を確保しておきたいものです。

主菜

主にタンパク質や脂質の供給源で、筋肉や血液など体を作る材料になるものです。

ツナ、サバ、イワシ、サンマなど魚介の缶詰や、牛肉、焼き鳥などの肉類の缶詰があります。

また、肉や魚を使ったレトルト食品もおすすめです。

<大人2人分の例>
 ①肉・野菜・豆などの缶詰×18缶
 ②牛丼やカレーなどレトルト食品×18個
 ③パスタソースなどのレトルト食品×6個

主食

米、うどん、そば、スパゲティーなど、炭水化物を主成分とするエネルギー源となるものです。

1日のエネルギー摂取量の約50~60%は主食で摂ります。

<大人2人分の例>
  ①米2kg×2袋
  ②カップ麺類×6個
  ③パックご飯×6個
  ④乾麺(そうめん300g×2袋、パスタ600g×2袋)

副菜と果物

野菜、きのこ、海藻類などを使った料理で、体の調子を整えるビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源です。

<例>
  ①梅干し、漬物、日持ちする野菜類
  ②野菜の缶詰、野菜ジュース
  ③りんごやみかん、柿など日持ちのする果物
  ④果物の缶詰
  ⑤果物のジュース
  ⑥ドライフルーツ

ローリングストックしながら「備蓄」する

「ローリングストック」とは、普段食べているカップめんや缶詰、インスタント味噌汁など少し多めに買い置きし、賞味期限の古いものから消費し、食べたらその分を補充していくことです。

難しく考えないで、いつも通りの買い物をしつつ、無くなったらその分補充していきましょう。

政府方法オンラインHPより引用「ローリングストック」イメージ図

乳幼児やアレルギー持ちの方は多めに備蓄を!

災害発生後、ライフラインはしばらく滞ることになります。

ライフラインが復旧しても、通常手に入りにくいものは、有事の際、より一層入手が困難になることが予想されます。

したがって、乳幼児のいる家庭や、家族にアレルギー反応がある方がいる場合、ミルクやオムツ、薬やサプリメント、アレルギー対応食品など、大目に備蓄しておくことをおススメします。

これまでの災害時で、1か月ほど入手できなかった方もいるようです。

少なくとも、2週間分のストックを持っておく方が賢明です。


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