
悩めるお母さん
「地震が起きた時、家具が倒れてきたら怖いわ…」
「食料はどれくらい持っておけば良いのかしら…」
「家族と連絡が途絶えたら困る…」
今回、この記事では、首相官邸HPより引用して取り上げていきます。
日本は災害大国です。
地震をはじめとして、台風、豪雨、暴風、竜巻など多くの自然災害が日本各地で頻発しています。
自然災害は、決して他人事ではありません。
家庭で備えられることを確認しておきましょう!
家具の置き方を工夫しよう!
阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしました。
大地震が発生したときには「家具は必ず倒れるもの」と考えて、転倒防止対策を講じておく必要があります。
①家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう
②寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。
置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよ う、家具の向きや配置を工夫しましょう
③手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう
ここで、消防庁の家具等の転倒防止対策を動画でご紹介します。
食料・飲料などの備蓄は十分ですか?
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。
防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ、普段の生活の中で利用されている食品等を備えるようにしましょう。
<食料・飲料・生活必需品などの備蓄の例(人数分用意しましょう)>
①飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
②非常食 3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど
③トイレットペーパー、ティッシュペーパー・マッチ、ろうそく・カセットコンロ など
※ 大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
※ 飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。
日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意したり、お風呂の水をいつも張っておくことなど、生活用水の備えもしておきましょう。
食料や飲料など備蓄品は、置き場所を分散させることも必要です。
例えば、玄関のクローゼットに備蓄していた場合、災害によって玄関部分が壊滅状態になると、備蓄品を使うことができません。
わが家では、1階と2階でそれぞれ少しずつ分けるようにしています。
非常用持ち出しバッグの準備はできていますか?
自宅が被災したときは、安全な場所に避難し、避難生活を送ることになります。
非常時に持ち出すべきものを事前にリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
<非常用持ち出しバッグの内容の例(人数分用意しましょう)>
①飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
②貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
③救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
④ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
⑤懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
⑥衣類、下着、毛布、タオル
⑦洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。
非常用持ち出しバッグについては、以下を確認してください。
> 災害の「備え」チェックリスト
「首相官邸HP」作成のチェックリストです。

手っ取り早く揃えておきたい方にお勧めします。
ご家族同士の安否確認方法は決まっていますか?
別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるように、日頃から安否確認の方法や集合場所などを、事前に話し合っておきましょう。
災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。
その際には以下のサービスを利用しましょう。
・災害用伝言ダイヤル
局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。
・災害用伝言板
携帯電話やPHSからインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っている家族などが、情報を閲覧できます。
災害が起きた場合の家族の集合場所について、具体的な場所と時間まで話しておきましょう!
<具体的な場所と時間の例>
場所:自宅近くの〇〇〇小学校の校庭にある鉄棒の前
時間:9時、12時、15時、18時
【集合場所の考え方】
集合場所を 〇〇〇小学校 としておくと、 〇〇〇小学校 に行ったはいいものの、他にも避難した人々で混雑する可能性があります。
その状況下では、家族を探し当てることが難しい場合もあります。
したがって、 〇〇〇小学校 のどこに集合するのか、「具体的な場所」まで特定しておいた方が家族を見つけやすいはずです。
【時間の考え方】
集合場所を決められたとしても、ずっとその集合場所にいることは難しいです。
例えば、ずっと集合場所に子どもが待っていたとして、たまたま子どもがトイレで集合場所から離れた時に、親が集合場所にたどり着いたとき、親はどのように考えるでしょうか。
「子どもはまだ集合場所にたどり着いていない」と判断して、親は子どもを別のところへ探し始め、さらに集合が難しくなる可能性が出てきます。
避難場所や避難経路を確認しておこう!
いざ災害が起きた時に慌てずに避難するためにも、「お住まいの自治体HP」や「国土交通省ハザードマップポータルサイト」などから防災マップやハザードマップを確認しましょう!
家族で、避難場所、避難経路を事前に確認しておくことは、命を守ることと同様のことです。
> 国土交通省ハザードマップポータルサイト