★作 きもと ももこ
★出版社 福音館書店
★発行日 2013年10月5日
あらすじ
今日は、「うずらちゃん」のお母さんの誕生日です。
お父さんが、お母さんに、ステキな黄色いお花をプレゼントしているのを見た「うずらちゃん」は、お母さんへの贈り物をしたくなります。
仲良しの「ひよこちゃん」と一緒に、「キラキラしたきれいな宝物」を探しにでかけた「うずらちゃん」は、果たして、お母さんへの贈り物を見つけることができたのでしょうか?
子どもが目を引く鮮やかな色合い、独創的で可愛らしい絵&ストーリーで、大人気の「うずらちゃん」シリーズの一冊。
この『うずらちゃんのたからもの』は、お母さんのお誕生日に「宝物を贈りたい」という優しい気持ちの芽生えと、お友達との冒険、そして素晴らしい宝物を見つけ、お母さんに贈れたという「うずらちゃん」の喜びが伝わってくる、心温まるステキな絵本です♪
Let’s Active Reading!

ありさんが運んでいる「ちょうちょ」の羽は何か、「かわせみ」がどんな鳥なのかを、お気に入りの『図鑑』や「動画」で調べてみよう♪
まずは、お気に入りの『図鑑』や動画で、「ちょうちょ」の羽を探そう。
絵本に登場するのは、「やまとシジミ」かな? 「ルリシジミ」かな?
次は、美しい「かわせみ」という鳥を探してみよう。
他にも興味のある「虫」や「鳥」をたくさん調べて、寄り道しよう!
★お薦めは、小学館の『まどあけ図鑑 むし』と『まどあけ図鑑 いきもの』です。


ぜひ、星が出ている夜に、親子で星空を眺めてみよう♪
夜空に輝く「お星さま」は、どんな形?
「お月さま」はこの前見た「まん丸」い形とは違うね?
など、親子で夜空を眺めてみよう♪
こうした観察するまなざしは、できる限り大切に、継続したいものです。
また、反対に「あなたが贈ってほしプレゼント」は何かも、考えてみましょう。
「お母さん」には、得意な「踊りや歌」を贈りたいかな?
「お父さん」には、「てんとうむし」かな?
子どもは、それぞれに合ったプレゼントを一生懸命に、考えます。
わが家の娘は「本」をプレゼントすると言って、私たちにタイトルを伝えてくれました♪
そして、2匹のネコさん達にもプレゼントする本を懸命に選んでいましたよ♪
親子の感想


「うずらちゃん」が大好きな娘に、この絵本を読むと「これ、お星さまなの? お星さまをプレゼントしたの?」などと、いつも質問攻めとなります。
そして、納得すると「うずらちゃん、よかったね~」と、娘はニッコリします♪

星の数ほど出版されている絵本の中でも、私が大好きな絵本の1冊です♪
「うずらちゃん」のお父さんが、かわいい黄色の花を見つけるところから、このお話は始まります。背中にたくさんの黄色いお花を背負った「お父さん」。家族思いで本当にステキな「お父さん」です。
仲良しの「ひよこちゃん」と宝物を見つけられなかった「うずらちゃん」は、しょんぼりしますが、一番星を見つけてから、物語は一気に「大自然と宇宙」規模に、ダイナミックに物語が展開します♪ 「うずらちゃん」のお母さんは、本当に素晴らしい宝物を贈られましたね✨
さて、この絵本の主題の1つは、「お母さんのお誕生日に、ステキな宝物を贈りたい」とい
う、「うずらちゃん」の優しい気持ちの芽生えです。
「ひよこちゃん」と冒険したり、しょんぼりしたりしながらも、夜には素晴らしい贈り物を見つけ、お母さんの誕生日に、バッチリ贈り物が間に合いました♪
「美しい星空」は、お母さんにとって一生の宝物となります。
そして、この「うずらちゃん」の着眼点―美しい「星空」をプレゼントしようと気付く視点、お母さんが喜んでくれるプレゼントを贈りたいという優しい心―こそが、本当に子どもに教えたい、一番大切なことだと思います。
今回ご紹介した本
