★作 山田 ゆみ子
★出版社 福音館書店
★発行日 2019年10月1日
あらすじ
ある日、くーちゃんが履いていた、赤い「くった(くつした)」が「ぽーん」と脱げました。
くーちゃんの「くった」を、ねずみさんが履いたら?
また、くまさんやブタさんが「くった」を履いたら、どうなる?
さて、「くーちゃんのくった」は、無事にくーちゃんのもとに戻り、上手く履くことができるのでしょうか?
「くーちゃんのくった くつしたくった」「ぽーん あれれ ぬげちゃった」など…
優しいリズムが繰り返されているので、赤ちゃんの「耳」に、とても心地よい絵本です♪
絵本の全体の地色が、ほのかなベビーピンクの上、書き込み過ぎない空間に、ふんわりしたイラストが描かれているので、赤ちゃんの「目」にも、とても優しい一冊です♪
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
絵本で、繰り返し綴られている言葉の中で、「ぽーん」という言葉が、とても大きく書かれています。
「読み聞かせ」をする際には、ぜひ絵本の表現どおりに「ぽーん」という言葉を大きめに、そしてできればユーモラスに、読んでみましょう♪
半濁音の「ぽーん」という言葉は、子どもには、とっても楽しい響きらしく「きゃっ きゃっ」と喜びますよ♪
この絵本は、くーちゃんの「くった(くつした)」の大きさを基準にして、「擬態語・擬声語」が、とても効果的に使われています。
🌼くま…………「きゅう きゅう」(くまには、小さい) ⇒くまは、大きい。
🌼ぶた…………「ぐちゃ ぐちゃ」⇒どろんこを踏んで、遊んでいる様子。
🌼あらいぐま…「じゃぶ じゃぶ」⇒どこんこ「くった」を洗っている様子。
ぬいぐるみにとって、履かせた靴下は「ぶっか ぶっか」? 「きゅう きゅう」かな?
どんな「擬態語・擬声語」の表現になるのか、一緒に考えてみよう!
娘は、お気に入りのオラちゃん(オランウータン)に、いちごの靴下をはかせていました♪
娘の靴下が大きいので、オラちゃんにとっては「ぶっか ぶっか」だねと、確認 しました♪

親子の感想


「アライグマさんは、どうして靴下が、乾かせたの? 」

「アライグマさんは、どうして靴下が、乾かせたの? 」
…この絵本を読むと、娘に何度も聞かれた質問です。
私は、「アライグマさんが、どろんこの ”くった” をきれいに洗ってくれたよね?
その後、きっとお外で ”くった” を干して、お日様が乾かしてくれたんだよ。」と、答えていました。
きれい好きな「アライグマさん」が、「くった」を洗ってくれるところまでは、何とか理解ができても、「くった」を乾かすところが、どうしても分からなかったのでしょうね。
…質問されるところは、大抵いつも同じ個所です。
何度も「読み聞かせ」をして、何度も何度も子どもの質問に答える…
遠回りに見えて、こうした一つひとつの丁寧な応答こそが、子どもの成長や「あきらめない心」に結びついていくと信じて、みなさま、共にがんばりましょうね♪