あらすじ
町はずれの青い屋根の小さなお店で、バルバルさんは床屋をしています。
ある朝、バルバルさんが開店準備をしていると、一匹のおさるさんがやってきて、「おはようございます。どうぞよろしくお願いします」と言い、いつの間にかエプロンをして、お客さんを席に案内したり、床を掃いたりと、一日中お手伝いをしてくれました。
バルバルさんがお礼を言うと、「あしたもよろしくお願いします」とおさるさん。
あまりに熱心なので、その後も来てもらうことになりました。
一生懸命働いたおさるさんは、とうとうバルバルさんの髪をカットするまでになりましたが…なかなか上手くいきません…「あー切りすぎました。ごめんなさい」と謝るおさるさんに、「いやいや、なかなか良いですよ」と、バルバルさんは笑いました。
果たして、おさるさんがバルバルさんをカットした「ショートカット」は、町で大人気となりました♪
ところで、おさるさんはどうしてバルバルさんのお店に、手伝いに来てくれたのでしょうか?
絵者・西村さんの描く、優しい色合いでおしゃれな可愛い絵と、いつも楽しくて心温まる作者・乾さんのお話は、子どもたちに大人気♪「バルバルさん」シリーズの最新版(!) 第3弾です。
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親子の感想
「バルバルさん、面白いから、読む~♪」
絵者・西村さんの描く絵は、優しい色合いで丁寧に描かれていて、どこかおしゃれなフランスの香りがしてきます♪
本当にキレイな色の「赤白青」のが多く使われているため、フランス国旗のトリコロールを思わせるからだと思っていたのですが、よくよく見ると、これは「床屋さん」の「グルグル3色」と同じだからだ(!)と、今更ながら気付きました…!
今回のお話も、バルバルさんとおさるさんの交流が優しくて温かく、ハートウォーミングなお話でした♪
修行中の「おさるさん」に髪を切られすぎても、バルバルさんのように「いやいや、なかなか いいですよ」と笑いながら言える様な「寛容な心」になりたいものですね♪