★作・絵 せな けいこ
★出版社 福音館書店
★発行日 1969年11月20日
あらすじ
柱時計が「ボン ボン ボン…」と鳴り、夜の9時を告げました。
「こんなじかんに おきているのは だれだ?」
ふくろうにみみずく、くろねこ、ねずみ…?
「あれ あれ あれれ…」
良い子が眠る、夜の9時を過ぎても、遊んでいて眠っていない女の子がいましたよ!!
「よなかは、おばけのじかん」です。
夜中に遊ぶ子は、おばけになって、「おばけのせかいへ、とんでいけ」!
お父さんお母さん世代の以前から、50年以上も読み続けられている、せなけいこさんの超ロングセラーの絵本です。
「おばけは、ちょっと怖い」…
それでも、「ちぎり絵」風のおばけが、どこかあたたかくて、ユーモラスなので、「やっぱり、あのおばけに会いたい!」と思ってしまいます。
味わい深いこの絵本は、子どもだけでなく世代を超えて、大人気の絵本です♪
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
動物(ふくろう、みみずく、ねこ、ねずみ)を、『図鑑』で探してみよう♪
お気に入りの『図鑑』で、絵本に登場した動物たちを探してみよう♪
「小さくて『図鑑』は、まだ…」という方は、ぜひ子どもに動画を見せてあげましょう!
こうした積み重ねによって、動物への「認識力」を高めましょう。
★お薦めは、小学館の『まどあけ図鑑 いきもの』です。
お家にある、バスタオルを使って「おばけごっこ」をしましょう♪
<例> 遊んでいる女の子役を子どもに、バスタオルの「おばけ」役をお母さんで、スタート!
子どもが遊んでいるところで、「よかなにあそんでいる子はだれだ~!」と言いながら、子どもを抱っこしたり、くるくる回ったり…するだけです♪
※ ただし、寝る前に「おばけごっこ」をすると、楽しくて子供が大興奮して、さらに眠らなくなってしまうので、ご注意ください(笑)♪
親子の感想


「おばけよむ~♪」
「おばけのおばけの きしゃポッポ~♪」

赤ちゃんから、幼児、子ども、大人まで…この絵本は、なぜこんなに人気があるのでしょうか?
私も子どものころ、おばけが怖いと思いつつ、この絵本を読んでいました。
この絵本が保育園の本棚にあると、「怖いもの見たさ」で、仲良しのお友達と一緒にドキドキしながらページをめくり、おばけが出てくると「キャー♪」と言いながら、読んでいた記憶があります。
「おばけはちょっと怖いけど、おばけにちょっとだけ会いたい!」というのが、本音なのでしょうね。
さて、小さな子どもに、おばけの出てくる「ちょっとだけ怖い」絵本を「読み聞かせ」をしても良いのかな?と迷っていると、こんなレビューに出会いました。
「子どもの頃の肝試しや”怖い”という感情は、その反対の”笑い”や”喜び”を育てる大切な要素となる」
…つまり、両極端な感情を抱かせることで、心の幅を大きく広げることができるのです♪
この一文を見てからは、わが家では「おばけ」の出てくる絵本も、どんどん読ませています♪
今回ご紹介した本

