幼児期における発表力【人前で話す】

幼児教室
この記事は約4分で読めます。

悩めるお母さん

「発表力をつけるのは早い方がいいのかしら…」
「私は人前が苦手だから、せめて子どもには堂々と話せるようになってほしい…」

PVアクセスランキング にほんブログ村

人前で話すのは、緊張するという方も多いのではないでしょうか。私は、仕事柄、人前で話す機会が多くあり、最大で年間70回ほど講演経験があります。

スピーチのプロである私は、娘にも、「発表力」をつけさせるべく、訓練をしています。それは、人前で「自分の考え」を伝える重要性がこれからも続いていくからだと考えているためです。

発表力の必要性

社会人になると…

社会に出ると、「発表力」の重要性はより一層増します。プレゼンテーションができれば、その人の存在感は増しますし、周りにアピールすることができます。

会社では、会議で発言できなければ、「存在していない」ことと同様に見なされるか、あるいは評価は下がることでしょう。こうして、社会人では、「発表力」を通して、自分の意見をしっかりと伝えられることが求められるのです。

海外に出ると…

海外に出ると、こうした流れは、より顕著になります。

私は、学生時代に、カナダに語学留学した経験がありますが、教室内では、一方通行で先生が話を進めていくことは少なかったです。先生と学生の双方で、一緒に授業を作り上げていくというスタイルが確立されていました。授業の大半は、日本人学生は私一人という環境でしたが、最初に、他の国々の学生が物怖じせず発言していく姿は、今でも忘れられません。

正直言って、何も発言しなければ、その場にいても意味がありません。英語のリーディング力には自信がありましたが、リスニング力とスピーキング力が乏しい私は、完全に自信を無くしました。しかし、異国の地まで来て、何もせずに帰るのは、時間とお金の無駄だと思い改め、授業が終わったらすぐに家に帰り、必死に勉強し、次の日には取り返す思いで取り組みました。

意外と、人は、窮地に立たされると、歯を食いしばって頑張れるものです。最後は、努力と、度胸の強さで、「発表」に臨み、なんとか乗り越えることができました。英語のスピーキング力はさておき、「授業内では発言を必ずする」と目標を立てたことが功を奏したのだと思います。

発表力は失敗してこそ身につけられる

「発表力」を身につけるには、時間がかかります。発表力をつけるテクニックを謳う本も世に多くありますが、たいていは付け焼き刃になります。(かく言う私も、そのようなテクニック本に頼った時期もありました。)

今でこそ、人前で話すようになりましたが、最初は、私も失敗の連続でした。「発表力」は失敗の数が多ければ多いほど、強くなっていくものと私は考えています。

そして、「発表力」は発表する機会があればあるほど良いです。また、小さい頃から練習するに越したことはありません。まず数をこなして、人前に出る量を増やしていくべきです。

しかし、日本の学校では、人前で発表したり、ディベートをする習慣があまりありません。それでも、社会に出ると、プレゼン能力や会議での発言を求められるのです。そもそも、練習する場が少ない中で、「発表力」をつけていくのは難しいと言ってもいいでしょう。人前に出るのは苦手だと言う人がいてもおかしくありません。

幼児期の発表

娘専用の「スピーチ台」。娘はこの「スピーチ台」に立って、発表をする。

娘には、家庭内で、「発表する時間」を作っています。スピーチ台として、 クーラーボックスを用いています。 父と母の前で、次のことを話してもらうようにしています。

①今日一日で楽しかったこと(平日は幼稚園、休日は外出先の話など)

②今日読んだ絵本で楽しかったもの。どうして楽しいと思ったか。

③明日やりたいこと

日々続けていると、同じような話をすることもありますが、継続していると、「発表の成長」を感じられます。

娘は絵本が好きなので、大量の絵本を読みます。しかし、読むだけではなく、読んだものはその分アウトプットをして欲しいと思っています。それは、昔に私が多読をしていたのですが、読むことに満足してしまい、読むことを目的化してしまった過去があるからです。

上記のツイッターでも述べましたが、娘には、「一連の流れ」は、下記のようになると考えています。

絵本を読む → 考える → 発表

そして、幼児教室に娘は通っていますが、毎回、先生とお友達の前で発表する場があります。この幼児教室の授業でも、人前で話す「発表力」が鍛えられています。幼児教室には、「地頭を鍛える」以外にも、「発表力」をつけることのできる重要な場だと考えています。

いずれは、大人になってから、重視される「発表力」。

娘には、「発表の場」を小さい頃から始めて、小学生以降も継続させたいと考えています。




少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ボタンを押していただけると励みになります!


にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村


絵本ランキング

タイトルとURLをコピーしました