11月に実施される「全国統一小学生テスト」まで、いよいよ残り1か月。
中学受験を目指すご家庭はもちろん、学校以外の場所で「自分の立ち位置を知る」貴重な機会として、毎回多くの小学生がチャレンジしています。
「模試=塾に通っている子のもの」と思われがちですが、
家庭学習中心の子にとってこそ、このテストは意味があるのです。
今回は、塾に通っていなくても偏差値を伸ばすことができる“3つの作戦”と、
家庭で実践できる具体的な対策をまとめました。
■ 作戦①:「過去問を入手して“形式慣れ”する」|どこで手に入るの?
実は──
全国統一小学生テストの過去問は市販されていません。
書店を探しても、Amazonや楽天を調べても、公式の問題集は出版されていないのです。
では、どうするか?
✅答えは「メルカリ」や「ヤフオク」などのフリマアプリ。
過去にテストを受けたご家庭が、実際の問題冊子を出品していることがあります。
【検索ワード例】
・「全国統一小学生テスト 過去問」
・「全国統一模試 小2」など学年名を加える
・「2023 全統小」など年・略称を入れる
これらで調べると、過去2〜3年分の問題+解答解説がセットで出品されていることがあります。
中には未使用の美品もあり、価格も1回分500〜1,000円程度と手頃です。
💡注意点としては、「記述式の模範解答」が付いていないケースも多いため、
親が一緒に採点をしてあげることが必要になります。
でも実は、この“親子で考える”時間こそが、最大の学びになります。
■ 作戦②:「アウトプット型の勉強で記憶を深く」|読むだけでは伸びない!
過去問を手に入れたら、まず解いてみましょう。
でも、「解いて丸つけして終わり」ではもったいない!
大事なのは、その後の“やり直し”と“アウトプット”です。
- 間違えた問題は、「なぜ間違えたのか」を言葉で説明させる
- 国語の記述問題は、「こう書くと伝わるよね」と親子で一緒に書き直す
- 算数の応用問題は、「考え方を図にしてみよう」「声に出して説明してごらん」
このように、「考え方を外に出す」練習を積み重ねることで、思考力と記述力が同時に育ちます。
特に小2〜小4くらいまでは、
「問題の意味はわかっているのに、選択肢で迷って落としてしまう」
というケースが多く、言語化して整理する力が得点力の差になります。
■ 作戦③:「“親子対話”が最強の指導」|自宅が最高の学び舎になる
塾に通っていなくても、家庭学習だけで上位に食い込む子がいます。
その子たちに共通するのは、「親子の対話が豊かであること」。
- 「どうしてそう思ったの?」
- 「他の選択肢はどうだった?」
- 「この文章、筆者の言いたいことは何だったかな?」
これらのやりとりを日常の中で繰り返すだけで、
論理的に考える力、相手の立場で読み取る力、要点をまとめる力が育ちます。
特に全国統一小学生テストでは、一問一答では測れない“総合力”が問われるため、
この「言葉で考え、言葉で伝える」力が得点の要になるのです。
■ 全国統一小学生テストは「結果」よりも「経験」に価値がある
全国統一小学生テストは、偏差値や点数という“結果”ももちろん大切です。
でも、もっと大事なのは、
✅「本気で1か月、努力してみた」
✅「家でコツコツ、自分で学んだ」
✅「テストを通して、自分の弱点に気づけた」
──そうした“経験そのもの”です。
特に家庭学習中心のお子さんにとっては、
「初めての“競争”」「初めての“緊張感”」という意味でも、とても価値ある模試です。
■ もし塾に通っていないなら…おすすめの教材・通信教育3選
- Z会小学生コース(中学受験コース)
記述重視で、全国統一テストの出題傾向と相性が抜群。添削もあり、答案作成力がつく。 - 東進オンライン学校(低学年)
思考力型の授業で、解説が丁寧。家庭での予習・復習をサポート。 - 四谷大塚リーダードリル・予習シリーズ通信講座
本家のノウハウが詰まっており、テスト対策に直結。ステップアップ学習が可能。
これらを使えば、塾に通っていなくても、家庭で確かな学びを積み上げていけます。
■ 最後に|1か月後の「本番」で、1歩前へ進もう
「偏差値なんて、まだうちの子には早い…」
「テストのために勉強するなんて、受験みたいでかわいそう…」
そう思う方もいるかもしれません。
でも、「テスト=競争」ではなく、「テスト=自己理解の機会」と捉えれば、
全国統一小学生テストは、**子どもにとって最高の“挑戦の舞台”**になります。
あと1か月。
1日10分からでも構いません。
過去問を手に入れ、声をかけ、寄り添いながら、共に挑戦してみませんか?
きっと、テスト本番の日、
子どもはいつもより凛とした顔で、鉛筆を握ってくれるはずです。

