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夏休みが教えてくれたこと ―― 「ちゃんとやれば、私はできる」

中学受験の戦略(低学年〜)
この記事は約10分で読めます。

この夏、娘は自分の中にひとつの感覚を手に入れました。

「ちゃんとやれば、私はできる。」

この感覚は、偏差値の数字やテストの順位とは別物です。
もっと深いところにある、「自分に対するイメージ」のようなもの。

夏休み、我が家は毎日ほとんど同じリズムで過ごしました。
早朝に起きて、百マス計算と漢字。
午前中は、算数と国語という“二本柱”にとことん向き合い、
午後も読解や演習で思考を積み上げていく。

学習の軸は、あくまでも算数と国語。
この二教科を徹底的に鍛えることが、夏のテーマでした。

華やかなイベントは多くありません。
けれど、毎日を走り切るたびに、娘の中に一枚ずつ、
「やり切れた日」の記憶が重なっていきました。

夏が終わる頃、娘の目つきが少し変わりました。
問題を前にしたときの迷いが減り、
間違いを恐れずに手を動かし、
結果も、夏以前とは違う安定感を見せ始めました。

それは、魔法でも才能でもなく、
「同じリズムを続けた時間」が生んだ、小さな確信でした。


夏休みと「論理エンジン」

―― 良い問題集は子どもを楽しませる

夏の象徴になった一冊があります。
それが、**『論理エンジン』**です。

最初は決してやさしくありませんでした。
一問一問、じっくり考えさせられる。
すぐに解ける問題ばかりではない。

それでも娘は、ページをめくる手を止めませんでした。
むしろ、

「あ、分かった!」

という瞬間のために、何度も立ち止まり、考え直し、もう一度挑みました。

そして、夏の終わり。
娘は『論理エンジン』を最後のページまで走り抜けました。

「論理エンジン、またやりたい。」

本を閉じたあとに出てきたこのひと言は、
問題集に対する最高の賛辞だと思っています。

良い問題集は、子どもを疲れさせるのではなく、楽しませる。
論理エンジンは、娘にとってまさにそういう一冊でした。


冬休みのテーマは、「理科と社会のデビュー」

冬休みを前に、我が家で話し合いをしました。

「冬休み、どう過ごそうか?」

娘は迷わず、こう言いました。

「夏休みみたいに、勉強したい。」

あの夏が、「大変なだけの期間」ではなく、
自分が成長できた時間として記憶されている証拠です。

そこで、冬休みの学習は、夏と同じリズムをベースにしつつ、
ひとつだけ大きな変化を加えました。

それが――

理科と社会を、本格的に始めること。

夏休みは軸を算数と国語に絞りましたが、
冬休みはあえて、理社を新しく加えました。

これは単なる「教科追加」ではなく、
先取り学習のスタートラインに踏み出すことを意味しています。


「理科と社会、ずっとやりたかった」

―― お姉さんになった気分で迎える冬

一日のスケジュールを娘に説明しながら、
私は一つひとつの時間帯に込めた意味を伝えました。

なぜ朝に百マス計算と漢字なのか。
なぜスーパーエリートを7時に置くのか。
なぜ夕方に日記を書くのか。

そして、最後にこう付け加えました。

「この冬からは、理科と社会も始めていくよ。」

その瞬間、娘の表情がパッと明るくなりました。
ニッコリしながら、本当に嬉しそうにこちらを見て、

「理科も社会も、ずっとやりたいと思ってた。」
「お姉さんになった気分。」

と話してくれました。

「やらされる勉強」ではなく、
**「自分がずっと待っていた勉強」**として理科と社会を迎えられたこと。

これは、親として何より嬉しい瞬間でした。

冬休みの学習テーマは、ただの「教科追加」ではありません。
娘にとってそれは、

  • 夏で鍛えた算数・国語の土台の上に
  • 新しい世界(理社)を、自分の意志で重ねていくこと

その**“アップグレードの儀式”**のようなものでもあるのです。


冬に向けて選んだ問題集たち

―― 「やり込み本」と「新顔本」

冬休みの一日計画を説明するとき、
私は実際に、取り組む問題集を全部テーブルに並べました。

何度も一緒に戦ってきた「やり込み本」

この二冊は、すでに全て解き終えた本です。
しかも一周ではありません。
それぞれ**5周ほど回してきた、「やり込み本」**です。

冬休みの役割は、「また最初から解き直すこと」ではありません。

  • これまでに間違えた問題
  • あやふやなまま通り過ぎた問題

だけを抜き出し、もう一度とことん向き合う予定です。

「前はできなかったけれど、今ならできる。」
この感覚を味わうことは、
新しい問題に挑むこととは、別の意味で子どもを強くします。

この冬、初めて手に取る「新顔本」

今回、新しく冬のラインナップに加わったのは、この4冊です。

夏の論理エンジンを走り切った娘にとって、
これらはすべて、**次のステージへ進むための「新しい扉」**です。

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「第二の論理エンジン」としての奇跡のドリル

夏に『論理エンジン』をやり切ったあと、
娘は何度もこう言いました。

論理エンジン、またやりたい。」

その気持ちはよく分かります。
良い問題集は、もう一度やりたくなるものです。

一方で親としては、
せっかく論理エンジンで鍛えた「考える読解」の力を、
別の角度からも広げてあげたいという思いもありました。

そこで探し続けて出会ったのが、
**『国語読解力「奇跡のドリル」』**です。

「これは、論理エンジンの続編ではないけれど、
 あの夏の経験を土台に、
 もう一段“読解力”を押し上げてくれる一冊かもしれない。」

そう感じて、この冬の読解の柱として迎えることにしました。

良い問題集は子どもを楽しませる。
冬の『奇跡のドリル』が、娘にとって
「第二の論理エンジン」になってくれたらと思っています。


我が家の冬休み 一日スケジュール

―― 夏のリズムに「新しい4冊」をのせていく

冬休みの一日は、こうして進みます。
基本の流れは夏とほぼ同じ。
そこに、新しい4冊が静かに組み込まれています。


5:00 起床

一日は、静かな朝から始まる。

冬の5時は、真っ暗で、空気も冷たい。
でも、その静けさは、学ぶ子どもにとって最高の味方です。

「起こされる」のではなく、
自分で目覚ましを止めて、自分で起きる。

その小さな行為が、
「今日の一日は自分で動かしていく」という意識の始まりになります。


5:10 百マス計算・漢字プリント

頭と手を、一気に“学びモード”へ。

ここは夏から変えない、大事なルーティンです。

  • 何をするか迷わない
  • 机に座ったら、自動的に始まる
  • 終わったときに「やり切った」感覚が残る

百マスと漢字は、計算力・語彙力だけでなく、
「学習のスイッチ」を作る役割を担っています。


6:00 朝食・歯磨き・早朝ダッシュ

体を起こし、心にエンジンをかける。

しっかり食べて、歯を磨いて、
冬の冷たい空気の中、早朝ダッシュへ。

勉強だけではなく、
体もしっかり使うこと。

「頭だけの頑張り」にしないことが、
長く走り続けるための土台になります。


6:30 ピアノ

学力とは別軸の“集中の筋肉”を育てる時間。

ピアノの時間は、勉強の合間の息抜きではありません。
別の形で集中し、上達を感じる時間です。

  • 楽譜を読み
  • 指を思い通りに動かし
  • 音を聴いて、自分で修正する

この一連の流れは、勉強での「解いて→見直す」と同じ構造を持っています。
理科・社会が増える冬でも、この時間は大切に守ります。


6:45 英語

“特別科目”ではなく、“毎日そこにある言語”に。

たとえ短時間でも、毎日触れる。
それだけで、英語は少しずつ「特別な教科」から
**「生活の一部」**へと変わっていきます。

ここでは完璧を求めません。
習慣の火を絶やさないことを、何より大事にしています。


7:00 スーパーエリート問題集(算数)

やり込み本と、もう一度正面から向き合う。

ここで使うのは、すでに全て解き終えたスーパーエリート算数
何度も何度も一緒に戦ってきた一冊です。

冬休みでは、

  • これまでに間違えた問題
  • 自信が持てなかった問題

だけを拾い上げ、再挑戦していきます。

「新しい問題を増やす」のではなく、
「前の自分の限界を超えていく」時間です。


8:00 最レベ算数

こちらも「やり込み本」。弱点だけを狙い撃ち。

最レベ算数も、スーパーエリートと同じく、
すでに全て解き終え、何周も回してきた一冊です。

ここでも、狙うのは「穴」だけ。

  • なぜ前は間違えたのか
  • どこで思考が止まっていたのか

理由を意識しながら解き直すことで、
**“経験の周回”ではなく、“思考の更新”**が起きていきます。


9:00 最レベ国語(新顔)

初登場の国語問題集で、「読む力」をもう一段引き上げる。

ここから、新顔の一冊が登場します。
最レベ国語。

算数で鍛えてきた論理力を、
今度は「言葉の世界」で使っていく時間です。

  • 文の構造をとらえる
  • 設問が何を聞いているのか理解する
  • 選択肢のズレを見抜く

最レベ国語は、
このあとの理科・社会の文章を読み解くための、
共通の土台づくりにもなっていきます。


10:00 ホームワーク(四谷大塚)・東進オンライン学校

インプット(東進)+アウトプット(四谷)を、その場で完結させる。

ここで行うのは、学校の授業ではありません。

  • 東進オンライン学校の授業でインプットをし
  • 四谷大塚のホームワークでアウトプットをする

という、二本立ての時間です。

「授業を見て終わり」ではなく、
**「授業で学び、すぐに自分の手を動かして確かめる」**ところまでを一セットに。

このスタイルを夏から続けてきたことで、
娘の中には

「勉強は、自分で仕上げるもの」

という感覚が、少しずつ根づいてきました。

👆 東進オンライン学校 小学部


11:30 昼休み

全力で走るために、全力で休む。

勉強量が増えた冬だからこそ、
この一時間はとても重要です。

しっかり食べて、しっかり休む。
休憩はサボりではなく、
次の集中を生み出すための準備時間です。


12:30 学校の宿題・音読

午後のウォーミングアップは、“声に出す学習”で。

午後はどうしても、眠気と戦う時間帯です。

そこで、いきなり重い問題から入るのではなく、
まずは学校の宿題で手を動かし、
音読で声と耳を使いながら、
頭と体を再起動させます。

音読は、
目・口・耳を同時に使う、非常に能動的な学びです。
理科・社会の文章を理解する力にも、静かに効いてきます。


14:00 国語読解力「奇跡のドリル」(新顔)

「第二の論理エンジン」としての読解トレーニング。

ここで登場するのが、
論理エンジンの代わりに迎えた『国語読解力「奇跡のドリル」』。

論理エンジンで鍛えた「考えて読む」力を、
今度は別の形で使っていきます。

  • 文章の流れをつかむ
  • 筆者の意図を読む
  • 根拠を持って答えを選ぶ

良い問題集は、子どもを疲弊させるのではなく、
「もっと解きたい」と思わせてくれます。

奇跡のドリルが、
娘にとって新しい読解の世界を広げてくれることを願って、
この時間に据えました。


15:00 ハイレベルワーク 社会(新顔)

ずっと待っていた社会という、新しい世界。

いよいよ、理社デビューの一角。
ハイレベルワーク社会

娘にとって社会は、「上の学年がやる教科」というイメージがありました。
だからこそ、

「社会も、ずっとやりたいと思ってた。」
「お姉さんになった気分。」

という言葉が出てきたのだと思います。

ここでは、

  • 歴史や地理の流れ
  • 人々の暮らしや仕組み
  • 日本と世界のつながり

を、「丸暗記の対象」ではなく、
**「物語として理解する対象」**として学んでいきます。


16:00 ハイレベルワーク 理科(新顔)

世界の仕組みを、“なぜ?”でつかまえる。

もう一つの新しい世界が、理科です。

  • 身の回りの自然現象
  • 光や音、力のはたらき
  • 植物や動物のしくみ

理科は、世界のルールを教えてくれる教科です。

ここで大事にしたいのは、

「どうしてこうなるんだろう?」
「条件が変わったら、どう変わるんだろう?」

という、“なぜ”を消さないこと。

答えを当てるだけの勉強ではなく、
世界の仕組みを読み解くトレーニングとして、
理科を楽しんでほしいと思っています。


17:00 予備時間・縄跳び・日記

遅れを整え、体を動かし、一日を自分の言葉で締める。

ここは、一日の「調整と締め」の時間です。

  • その日やり残したところがあれば、ここで少しだけ回収し
  • 縄跳びなどで体を動かし
  • 最後に、日記で一日を振り返る

日記には、

  • 今日がんばれたこと
  • 新しくできるようになったこと
  • 理科や社会で「面白い!」と感じたこと

を、自分の言葉で綴っていきます。

学びが「ただの作業」で終わらず、
自分の物語の一部になっていく時間です。


18:00 自由時間・読書・風呂

意識して「緩める」。それもまた力になる。

理科と社会が加わり、問題集も新旧揃ってフル稼働する冬。
だからこそ、意図的に緩める時間が必要です。

本を読んだり、
ぼんやりしたり、
お風呂で温まったり。

オンとオフを切り替えられる子は、
長い距離を走り続けることができます。


19:00 夕食・自由時間

何でもない時間が、挑戦する子どもの心を守る。

家族でご飯を食べ、
今日あったことを話し、笑って過ごす。

この「何でもない時間」が、
理社も含めて挑戦を続ける娘の心を支える
静かな土台になっています。


20:00 就寝

眠っている間に、すべてが整理されて伸びていく。

算数・国語・理科・社会。
新顔の問題集と、やり込み本。

濃密な一日を支えるのは、
最後の「眠る時間」です。

どんなに良い学びをしても、
睡眠を削れば、その力は十分に育ちません。

だから、ここだけは変えません。
20:00就寝は、我が家の学習方針の中枢です。


土日も、年末年始も、この一日を積み重ねる

外出予定がなければ、
土日も、年末年始も、基本的にはこのリズムで過ごします。

夏休みで手に入れた、

「ちゃんとやれば、私はできる」

という感覚に、
この冬はさらに、

「難しい本だって、何周もやり切れる」
「新しい教科にも、自分から飛び込んでいける」

という自信が重なっていきます。

やり込み本(最レベ算数・スーパーエリート)で過去の自分を超え、
新顔本(最レベ国語・理科・社会・奇跡のドリル)で未来の自分をつくる。

この冬休みは、その両方を同時に進めていく時間です。

静かだけれど、密度の高い日々。
その一日一日が、
娘の「お姉さんになった気分」を、
本当の実力と、自分への信頼へと変えていくのだと思います。

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