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小学生でもできる!過去問の使い方と活用法|親が読む“本当の問い”と向き合う家庭戦略

中学受験の戦略(低学年〜)
この記事は約4分で読めます。

「えっ、小2で過去問?」「もう解かせてるの?」

そんなふうに驚かれることがよくあります。
たしかに、「過去問=6年生が受験直前に解くもの」と思われがちかもしれません。

でも我が家では、小学2年生の今から、いくつかの中学・大学の過去問を購入し、研究しています。
とはいえ、娘に解かせているわけではありません。

まずは、親が読む。読み込み、問いの背後にある“学校からのメッセージ”を受け止める。
これが、我が家の「過去問研究」の出発点です。


🏫 過去問とは、「学校からの本当のメッセージ」である

多くのご家庭では、過去問を「演習ツール」として捉えます。
でも私は、まったく違う角度から過去問を見ています。

それは──

「過去問は、その学校が『最低限、このくらいのことはわかっていてほしい』という“哲学”である」

ということ。

なぜこの問題が出されるのか?
なぜこの形式で、なぜこのテーマなのか?
その背景には、**「どのような生徒を求めているか」「どのような教育をしたいか」**という、学校からの明確な問いかけがあると私は捉えています。

つまり、過去問は単なる問題集ではなく、学校の思想や先生の想いがにじみ出た“言葉にならない願い”の詰まった手紙のようなものなのです。


📘 なぜ過去問を「早く」読むべきなのか?

この“メッセージ”を読み解くには、時間が必要です。
だからこそ、私ははっきりと言いたい。

6年生になってからでは、遅い。

テクニック的に解くだけでは、本質は見えません。
偏差値の合う学校を探すのではなく、**「理念に共感できる学校かどうか」**を見極めることこそが、受験の最初にくるべきです。

そのために必要なのが、過去問の読解=学校の読解です。
「この学校の問いには惹かれる」「この文章を読ませたいと思っている先生はどんな人だろう?」
そう思えるかどうか。
親がその学校の“ファン”になれるかどうか。
それが、受験校選びの第一歩なのではないでしょうか。


🧭 過去問は「未来の地図」である

受験を「地図のない登山」にたとえるなら、過去問はその“詳細な地形図”です。
出題傾向や難易度ではなく、

  • どんな力を問うているのか
  • どのように考えさせたいのか
  • どんな姿勢で学びに向かってほしいのか

──それを読み解くことで、今からの学びの軸が定まります。


🔄 過去問の使い方は3ステージに分けて考える

我が家では、過去問活用を以下の3段階に分けて捉えています。


【第1ステージ】研究期(小2〜小4)

親が読み込む。学校の意図を読み解く。

  • 解かせなくていい
  • 過去問を通して「学校を知る」ことが目的
  • 記述量、設問の構造、リード文、出題ジャンルなどを徹底分析

【第2ステージ】慣熟期(小5)

子どもが問題の“顔”を知る段階。

  • 時間無制限で問題に触れる
  • 解ける・解けないよりも「形式に慣れる」ことが中心
  • “答え合わせ”より“発想のプロセス”を褒める

【第3ステージ】実践期(小6)

本番形式で時間管理・自己分析を含めて演習。

  • 過去問で得点力を確認する
  • ただし、「できなかった=ダメ」ではなく、「できなかった=チャンス」と捉える
  • 直しノートや記述添削に力を入れる

🌸 桜蔭中・東京大学・医科歯科の過去問に共通する「哲学」

娘は桜蔭中学を第一志望としています。
そしてその先に、東京大学理科三類や東京医科歯科大学を見据えています。

私は、それぞれの過去問を手に取り、比較して読みました。
すると見えてきたのは、驚くほどの共通点──

  • 記述が多い
  • 答えが一つではない
  • 自分の言葉で考えを述べる必要がある
  • 情報を咀嚼し、自分なりに論理構成する必要がある

桜蔭の国語の問題は、東大の論述と本質的に似ています。
暗記では通用しない、「考え抜いて表現する力」が問われているのです。


📝 我が家の実践:日記 × 作文 × 過去問研究

この気づきから、私たちの家庭学習は次のように構成されています:

  1. 毎日日記を書く
     → 自分の言葉で、自分の思いを構成する
  2. 作文に挑戦する
     → 課題に対して、自分なりの視点と理由を明確にする
  3. 親が過去問を読み込む
     → 子どもが進むべき方向を、あらかじめ照らす

🚫 偏差値から逆算する受験はしない

ここで、あえて強く申し上げたいことがあります。

「子どもの偏差値」から「学校の偏差値」にあてはめて志望校を決める」──これは、私たちの考え方とは真逆です。

偏差値は、今の“地点”を示すにすぎません。
過去問を通して「どんな人を育てたいか」を感じ取り、
共感できる学校に挑戦することこそが、本来の中学受験ではないでしょうか。


📦 過去問研究が導く、親子の「志」の共有

過去問を読むことは、単に勉強の効率を上げるためではありません。
それはむしろ、学校の理念にふれ、子どもと“志”を共有するための時間なのです。

  • この学校の問いに、心が動くか
  • この先生の意図に、共鳴できるか
  • この学校で6年間、わが子がどう育つかをイメージできるか

それが「過去問を読む」という行為の真の価値だと、私は確信しています。


✨ おわりに:中学受験は、過去問から始まる

我が家では、中学受験は過去問から始まると考えています。
塾に丸投げではなく、親が主体となって学校と向き合う。
それがあって初めて、「家庭の中に“志望校の哲学”が息づく」のです。

そして何より──
過去問から“学校のファン”になること。
これこそが、もっとも幸せな受験の入口だと思います。

今日もまた、娘が日記を書き、私が過去問を読み込み、
小さな学びの炎が、静かに灯っています。

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