「早く宿題やりなさい!」 「なんでダラダラしてるの?」
こんな言葉が、つい口から出てしまう。どんな親でも経験があることだと思います。
でも、ふと自分の姿を見つめ直してみてください。
子どもの目の前で、スマホを触りながらテレビを見ていませんか? SNSをスクロールしながら、「勉強しなさい」と言っていませんか?
子どもは、親の言葉より、親の行動と空気を鋭く感じ取っています。
私は、そうした経験を経て、強く決めました。
「子どもに勉強させたいなら、まず自分が机に向かおう」 「子どもに読書してほしいなら、自分が読書を楽しもう」
この記事では、**子どもは“親の背中”をどう見ているのか?そして家庭内で勉強の空気をどう作るか?**を、私の実践と考察を交えてまとめます。
✅ 子どもは“親の行動”を写す鏡である
「子どもは親の背中を見て育つ」とは、昔からよく言われている言葉ですが、現代の家庭環境では、より強くこの言葉の意味を感じます。
子どもは、言葉よりも、**家庭に流れている“空気”と“リズム”**を吸収します。
- 親がソファでゴロゴロしながらスマホ → 自分もゴロゴロするのが普通に
- 親が「疲れた」「仕事嫌だ」と口にする → 勉強=苦痛という先入観に
- 親が夜中までスマホやテレビ → 自分もダラダラ夜ふかしが当たり前
つまり、親の生活態度がそのまま、子どもの生活姿勢にコピーされるのです。
親がリモコンを握りしめながら「勉強しなさい」と言っても、子どもの心には響きません。 「なんだ、自分はテレビ見てるくせに」と、子どもなりに冷静に見ているのです。
親が無意識に取っている行動が、子どもにとっては“正解のモデル”になります。
📚 私が選んだスタイル:「読書と仕事で“背中”を見せる」
わが家では、私自身が子どもの目の前で次のように行動しています:
- 朝、5時台に起きて机に向かう(娘と一緒にスタート)
- 子どもが音読している横で、私も読書をする
- 土曜や日曜も、リビングでPC作業や原稿執筆をする(静かな集中空間)
- 子どもが勉強している時間、テレビは一切つけない
「親が黙々と本を読んでいると、子どもも自然と読み始める」 これは実感としてあります。
特に印象的だったのは、娘がある日突然、自分から「この本、読んでみたい」と言い出したことでした。 それは私が夢中で読んでいた本をじっと見ていた結果でした。
子どもは「何を読め」と言われるより、「親が楽しそうに何かに向かっている姿」を見て、その世界に引き込まれていくのです。
また、私が仕事に集中しているとき、娘は邪魔をしません。 それどころか、そっと自分の学習ノートを開き、同じ空間で勉強を始めます。
“学ぶこと”が家庭内の日常の空気になると、 勉強は「やらされるもの」ではなく「自然と始まるもの」になるのです。
✨ 勉強の「楽しさ」を見せるのも親の役割
ただ机に向かって「辛そうに」やっていると、 子どもにとって勉強=苦痛・我慢のイメージになります。
でも、親が心から読書や仕事、学びを楽しんでいたら?
- 「おもしろい話だったよ」と本の内容をシェアする
- 「今日この仕事をここまで終わらせたよ」と自分の進捗を言葉にする
- 「わからなかったけど調べたら解けたんだ」と発見を語る
こうした些細なやりとりが、子どもにとって“学ぶってワクワクすること”だと伝える一番の教材になります。
私自身、娘に対しては「勉強しなさい」という言葉は使いません。 代わりに、「お母さん、今日はこの本をここまで読む予定なんだ」と伝えます。
そうすると娘は、自然と「私は何をやろうかな?」と考えるようになります。 子どもは“学ぶ姿”に触れることで、自分も何かを始めたくなるのです。
💡 「自分ができてないことを子どもに言っていないか?」の視点
私がいつも自問していることがあります。
「私は今日、子どもに“胸を張って”勉強しろと言える一日だったか?」
スマホを見ながらダラダラしていて、 テレビをつけっぱなしで夕飯を食べて、 そのあと「さあ勉強しなさい」は、どう考えても矛盾しています。
もちろん、私だって疲れている日もあります。 仕事で余裕のない日もあります。 でも、だからこそ「学ぶ姿勢だけは崩さない」と決めています。
それは、親としての“メッセージ”だからです。
「私は、今この瞬間も学び続けているよ」 「人生って、学ぶことで広がるんだよ」
そう伝えることができる家庭こそ、 子どもが“学びを愛する人”に育つ土壌になるのだと思います。
🌱 まとめ:「親が変わると、空気が変わる。空気が変わると、子どもが動く」
子どもは、毎日、親を見ています。
- 親が楽しそうに本を読んでいる
- 親が集中して仕事をしている
- 親が一言も言わずに、朝から机に向かっている
そんな姿を見ているからこそ、 子どもは「勉強って日常の一部なんだ」と感じ始めます。
「言葉」ではなく「空気」で伝える。
それが、わが家の“教育の根っこ”です。
親がテレビのリモコンを置き、スマホを伏せ、静かに本を開いたその瞬間—— 家庭の空気は、確実に変わります。
子どもが勉強を始めたくなる空気。 子どもが集中できる空気。
それは、親の背中から、毎日静かに放たれているのです。
これからも私は、 言う前にやる。 見せることで伝える。
その信念を大切にして、 娘と共に、学びのある暮らしを育んでいきたいと思います。

