「ねえ、おじいちゃん。今日も勝負しよう!」
娘がそう言って、にこにこしながら将棋の駒を並べる──。
最近の我が家では、くもん出版のスタディ将棋がちょっとした“家族のハブ”になっています。
この将棋セットは、ただのおもちゃではありません。
思考力、集中力、感情のコントロール、そして世代を超えたつながりまでも育ててくれる、まさに“家庭教育の宝”のような存在です。
■ 出会いのきっかけは「自分の頭で考える遊び」を探していたこと
我が家にはテレビがありません。
その分、「情報を一方的に受け取る」のではなく、「自分で考えて、表現して、誰かと対話する」という体験を日常にできるだけ多く取り入れたいと考えています。
そんな中、ある日、地元の図書館でふと見かけた将棋の入門書。
それを手にした娘が、「やってみたい!」と目を輝かせたのが、すべての始まりでした。
本格的な将棋セットを買うには少し不安がありました。
まだ駒の名前もわからない、ルールも難しそう……。
そんなときに出会ったのが、この「スタディ将棋」でした。
■ 駒に進み方が描いてあるから、すぐに遊べる!
スタディ将棋の最大の特徴は、すべての駒に「進める方向」が明記されていること。
まさに初心者や子どもにとっての“安心設計”。
- 「これ、どっちに動かすんだっけ?」と悩まない
- 「うっかり反則」も防げる
- 親が横にいなくても、子ども同士で遊べる
さらに木製のぬくもりある駒と盤。手触りもよく、質感も上品。
いわゆる「おもちゃ感」はまったくなく、むしろ“大人の遊び”のような佇まい。
家の一角に常設しておきたくなるような、落ち着いたデザインです。
■ 娘は今や「将棋女子」。対局相手はご近所のおじいちゃん
このスタディ将棋、娘はすっかりお気に入り。
最初は私と毎日のように指していましたが、次第にエスカレート(?)して、
今では近所のおじいちゃん・おばあちゃんのお宅にまで持参。
「私と勝負してください!」とお願いして、将棋盤をちゃぶ台の上に広げます。
ご年配の方は、やはり将棋という言葉に自然と心が動くようです。
「昔やったけど、忘れちゃったなあ」と言いつつ、いざ駒を並べると、
顔つきがキリッと引き締まり、“勝負の空気”に一変──
そんな姿に、娘も目を丸くしながら、じっと次の一手を考えています。
娘いわく、「将棋のおじいちゃんたちは、めちゃくちゃ強い」そうです(笑)。
■ 久しぶりの将棋でも安心。ルールを知らなくても始められる設計
久しぶりに将棋を指す方、あるいは初心者の方にとって、
「ルールや駒の動きを忘れてしまった」という不安は大きいもの。
でも、このスタディ将棋なら──
駒の上に進行方向が書いてあるので、迷うことなく指せます。
これは子どもだけでなく、大人にとっても非常にありがたい設計です。
「ほら、この駒はこう動くんだよ」と、
娘が説明する側に回っている姿は、親としても微笑ましく、
「教える」という体験が彼女の自己肯定感や社会性にもつながっていると感じます。
■ 将棋で育つ力は、受験や人生にも通じていく
将棋というのは、単なる遊びではありません。
- 一手先、二手先を読む「予測力」
- 持ち時間の中で決断する「判断力」
- 負けたときにどう向き合うかの「感情コントロール力」
- 一局を通して集中し続ける「粘り強さ」
これらは、まさに非認知能力の宝庫。
中学受験・高校受験・大学受験、そして社会での人間関係や自己形成にも、確実に生きてくる力です。
■ 我が家の“知育必需品”として常備
このスタディ将棋、我が家では「おでかけ用バッグ」に常備。
実家への帰省時、旅行先、近所の公園──どこでも広げてすぐ遊べます。
- 電池もWi-Fiも不要
- 親が付き添っていなくても安心
- 大人も子どもも対等に遊べる
何より、知性と感情が交差する、静かな勝負の時間がそこにあります。
将棋ができると、大人の中に混じっても堂々と話せるようになる。
「一芸」があることの強さを、娘はこの小さな将棋盤の上で実感し始めています。
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■ 最後に──将棋がくれる、静かで深い“つながり”
このスタディ将棋を通じて、私は改めて「遊び」の持つ力に気づかされました。
子ども同士、親子、祖父母、そしてご近所の方──
共通の“勝負の場”があるだけで、対話も、笑いも、生まれてくる。
手から手へ、まなざしからまなざしへ。
思考と感情が交錯する、その一手に、成長がある。
家庭にひとつ、将棋盤。
それは、知育玩具という枠を超えて、“人生の入口”になるかもしれません。

