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ピアノはいつまで?スイミングは何級まで?英語は?──習い事3大ジャンルの「卒業ライン」徹底整理

ライフスタイル
この記事は約6分で読めます。

「習い事、いつまで続ける?」
これは、どのご家庭でも一度はぶつかるテーマだと思います。

  • ピアノ
  • スイミング
  • 英語

どれも「やっておいて損はない」代表選手。
だからこそ、やめどき・卒業ライン・目的の整理をしないまま、なんとなく続いてしまいがちです。

この記事では、習い事をジャンル別に分けて、

  • どこまで行ったら「卒業」と言えるのか
  • どんな力が身につけば、その後の人生にちゃんと残るのか
  • 中学受験・学校生活・将来の学びにどうつながるのか

を、現実的なラインで整理してみます。


1.ピアノをいつまで続ける?「卒業ライン」をどう決めるか

1-1. ピアノで身につくのは「楽器の技術」だけじゃない

ピアノは、どうしても「何級」「どの曲が弾けるか」で評価されがちですが、実はそれ以上のものを育ててくれます。

  • 左右別々に動かす集中力
  • ミスしても弾き直しながら立て直す力
  • コツコツ積み上げる習慣
  • 人前で演奏する度胸

このあたりは、勉強にもそのまま直結してきます。

だからこそ、**「どこまでやったら、これらが身についたと言えるか」**で卒業ラインを考えてあげると、親も子もスッキリします。


1-2. 現実的な「卒業ライン」の例

ライン①:コードが弾けるようになる

  • 「ドミソ」「ファラド」など基本の和音
  • 簡単なポップスのコード譜を見て伴奏できる

ここまで来ると、

  • 合唱の伴奏をしたり
  • 将来、趣味で弾き語りをしたり

“一生ものの趣味”としてのピアノが残ります。

「譜面通りに弾くだけ」から、「自分で音楽を作れる」へ
ここが、音楽の楽しさが一段変わるポイントです。

ライン②:学校の合唱や行事の伴奏ができる

  • 担任の先生から「伴奏お願いできる?」と言われたときに、
    「やってみたい」と手を挙げられるレベル

これは、自己肯定感とリーダーシップにつながります。

  • クラスの前で弾く経験
  • 本番に向けて練習を積み重ねる経験
  • 失敗しても立て直す経験

どれも、中学受験やその先の受験にも活きてくる“メンタルの筋トレ”です。

ライン③:入試・内申に「音楽特技」として書ける

  • 音楽系のコンクール入賞
  • グレードや検定の一定の級
  • 学校外の発表会での実績

ここまで来ると、入試でのアピール材料にもなります。

中学受験そのものに直接の点数加点は少ないですが、

  • 面接の話題
  • 願書の「得意なこと」欄
  • 学校生活でのポジションづくり

といった場面で、じわっと効いてきます。


1-3. 「どのラインを目指すか」を親子で共有しておく

おすすめは、最初から完璧な答えを出そうとしないこと。

  • 「ひとまず、コードが弾けるところまでは頑張ろう」
  • 「合唱の伴奏を一度経験したら、一回区切りを考えよう」

このように、ステップごとに小さなゴールを置いておくと、

  • 子どもも「とりあえずそこまで」という目標が見えやすい
  • 親も「今どの段階にいるか」を判断しやすい

ピアノは、「いつまでも続けなきゃいけない習い事」ではなく、
**“どこかでバトンを持ち替えてもいい習い事”**なのだと思っておくと、心が軽くなります。


2.スイミングは何級まで?「安全」「健康」「受験」で考える着地点

2-1. スイミングのいちばん大事な役割は「命を守る力」

スイミングは、とかく級やタイムに目が行きがちですが、
最初の目的はシンプルです。

「水の事故から自分の身を守れる力をつけること」

その意味で、まず目指したいのは、

  • 25mを落ち着いて泳ぎ切れること
  • 水に落ちてもパニックにならず、浮いて待てること

このラインに乗るまでは、できれば続けてあげたいところです。


2-2. 現実的な「卒業ライン」の考え方

ライン①:25m完泳+クロール・平泳ぎができる

  • クロールで25m
  • 平泳ぎで25m
  • 潜る・浮くがスムーズ

ここまで来れば、

  • 学校のプールの授業で困らない
  • 海や川でのレジャーでも、ある程度安心

「安全」「健康」の面では、十分に元が取れている状態です。

ライン②:泳ぐことが「得意・好き」と言えるレベル

  • 長めの距離(50m以上)でも余裕がある
  • 水泳大会や記録会に出るのが楽しい

ここまで行くと、「運動の柱」として水泳を残しておく価値が出てきます。

  • 受験期になっても、短時間で心肺機能を鍛えられる
  • ストレス発散・気分転換としても優秀

「勉強は机で、運動は水の中で」というメリハリは、
長い目で見るとメンタルにもプラスです。

ライン③:選手コースは“別世界”と割り切る

よくあるのが、

「せっかくここまで頑張ったんだし、選手コースに…?」

という誘惑。

ただ、選手コースに入ると、

  • 週4以上の練習
  • 夕方〜夜遅くの時間帯
  • 土日の大会・遠征

と、生活の軸そのものが水泳になることが多いです。

中学受験や他の習い事と両立させたい場合は、

  • 「選手コースは、プロ・本格派の世界」
  • 「うちは健康と安全のラインまででOK」

と、はっきり線を引いておくと、迷いが少なくなります。


3.英語の習い事と塾英語、どう棲み分けるか

英語だけは、ここ数年で状況が大きく変わりました。

  • 小学校英語の教科化
  • 4技能(聞く・話す・読む・書く)重視
  • 早期英語教育ブーム

その一方で、中学受験や高校受験は、
まだまだ「読解+文法+単語」が主戦場です。

3-1. 英語の習い事の役割:「英語を怖がらない体」をつくる

英会話教室・オンライン英会話など、
子ども向け英語の習い事のいちばんの役割は、

「英語を聞く・話すことへの抵抗感をなくす」

ことだと考えています。

  • ネイティブの発音を耳で浴びる
  • 「通じた!」という小さな成功体験を積む
  • 英語の歌やゲームで「楽しい言語」として触れる

この土台があると、
中学以降の文法・読解が、ぐっとスムーズになります。


3-2. 塾英語(受験英語)の役割:「点を取る技術」を身につける

一方で、進学塾で扱う英語は、

  • 単語・熟語暗記
  • 文法問題
  • 長文読解

など、「テストで点を取るための技術」が中心。

こちらは、ある程度の学年・タイミングで一気に伸ばすことも可能です。


3-3. 現実的な棲み分け・乗り換えタイミング

小学校低〜中学年

  • メイン:楽しい英語(習い事)
  • サブ:アルファベット・フォニックスなど軽い読み書き

この時期は、「英語=楽しい」「怖くない」という感覚を育てることが最優先。

小学校高学年〜中学受験を意識し始める頃

  • 中学受験をするかどうか
  • どの程度のレベルを目指すか

によって分かれます。

中学受験で英語を使わない場合

  • 楽しい英語の習い事を続けつつ、
    小学校の教科書レベル+簡単な文法に少しずつ触れておく
  • 本格的な受験英語は中学以降でも十分巻き返し可能

中学受験で英語を使う・将来帰国子女枠などを視野に入れる場合

  • 小5〜小6あたりから、
    「楽しい英語」+「読み書き・文法」を両輪に
  • 場合によっては、英会話教室から英語塾にシフトする

中学生以降

  • 内申・入試に直結する「読解・文法・英作文」を本気モードで
  • そのうえで、オンライン英会話などでアウトプット練習を追加

ざっくり言えば、
低学年で“楽しい英語”の土台、高学年以降で“使える・点が取れる英語”を積む
というイメージです。


おわりに:「なんとなく続ける」から一歩抜け出す

ピアノも、スイミングも、英語も。
どれも素敵な習い事です。

だからこそ、

  • 「やめ時が分からない」
  • 「なんとなく辞めるのはもったいない」

という気持ちになりやすい。

でも本当に大事なのは、

その子の時間と体力を、どこにどれだけ投資するかを、
親子で意識的に選び取っていくこと。

  • ピアノは「コード+伴奏」ができるところまで
  • スイミングは「25m完泳+クロール・平泳ぎ」あたりを安全ラインに
  • 英語は「楽しい英語」→「受験英語」へ、時期を見てバトンを渡す

こうして**ジャンルごとに「わが家なりの卒業ライン」**が見えてくると、
習い事に振り回されるのではなく、
習い事を“戦略的に使う”感覚が育ってきます。

そして一度決めたラインも、
子どもの成長や夢によって柔らかく変えていけばいい。

今日も、送迎やスケジュール管理に奔走しながら、
子どもの未来のために頭を悩ませている親御さんへ。

「いつまで続けるか」を考えること自体が、
すでに一歩進んだ“家庭教育”のスタートラインです。
どうか、迷っている自分を責めずに、
親子でベストな落としどころを探していきましょう。

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