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2025年、“偏差値のその先”を見つめた一年だった ――わが家の勉強と暮らしの振り返り

中学受験の戦略(低学年〜)
この記事は約6分で読めます。

1.年末の静けさの中で、手帳をめくってみる

12月30日。
スーパーのBGMは、すでにクリスマスからお正月に完全シフト。
鏡餅としめ飾りが並ぶ売り場を横目に、
わが家もそろそろ「今年、何があったっけ?」と振り返るタイミングです。

手帳をぱらぱらとめくると、
びっしりと並んだ予定の中に、

  • 全国統一小学生テスト
  • 模試の日程
  • 問題集の進捗メモ
  • 病院の受診予定(インフルエンザ……!)

など、勉強と暮らしが混ざり合った一年の軌跡が見えてきます。

正直に言えば、
点数や偏差値を見て一喜一憂した日もありました。
「もっとできたはずなのに」と、
親のほうが悔しさを引きずってしまった日もあります。

けれど、こうして年の瀬に振り返ってみると――
最後に心に残っているのは、
「何点だったか」ではなく、

「この一年、どんなふうに毎日を積み重ねてきたか」

という生活の手触りでした。


2.点数だけを追いかけたら、どこかで息切れする

この一年を通して、
「勉強とは」「偏差値とは」「受験とは」と、
親のほうが何度も考えさせられました。

テストの結果が出るたびに、
つい目が行くのは「何点だったか」「偏差値はいくつか」。

もちろん、数字には大きな意味があります。
全国の中での立ち位置を知ることは、
これからの戦略を練るうえで欠かせません。

ただ、数字だけを追いかけると、
しんどくなる瞬間が必ずやってきます。

  • 少し成績が下がっただけで、
    「この努力は意味があったのか」と不安になる
  • 周りと比べて、自分の子どもを「まだまだ」と評価してしまう
  • テスト前後だけ、生活を一気に詰め込みモードにして、
    終わった途端に息切れする

そのたびに、心の中でブレーキがかかりました。

「このペースで、あと10年走り続けられるだろうか?」

中学受験、高校受験、大学受験。
この先も、子どもにはいくつもの山を越えていってほしい。

だとしたら、
今の小学生のうちにやるべきことは、
“短距離走”ではなく“長距離の走り方”を身につけること
なのだと思うようになりました。


3.心に残ったのは、「生活の土台」と「いつもの朝」

そんな視点で一年を振り返ると、
いちばん印象に残っているのは、
派手なイベントではなく、ごく普通の朝の風景です。

  • まだ暗い時間帯に、目覚ましで起きる娘
  • 早朝ダッシュをして、
    百マス計算や漢字プリントに向かう姿
  • その横で、親もコーヒー片手に一日の予定を整える時間

これらはどれも、
誰に見せるわけでもない、
地味で、静かなシーンです。

でも、この「どこにでもありそうな朝」の積み重ねが、
一年後に振り返ったとき、

「よくここまで来たなぁ」

と、じわっと胸に込み上げてくる。

インフルエンザで家族全員が倒れたときもありました。
その中で、いち早く回復した娘が、
猫にごはんをあげたり、洗濯物を干したり、
いつも大人がやっている家事を、
小さな手で必死にこなしてくれました。

あのとき、
テストの点数以上に、

「この子は、この先どんな壁が来ても、きっと折れずに立ち上がれる」

そんな頼もしさを感じたのを、今でも覚えています。

勉強だけが成長ではない。
でも、勉強を続ける過程で、
生活力や責任感、家族への思いやりが育つ。

そこに、この一年のいちばん大きな収穫があったように思います。


4.全国統一小学生テストがくれたもの

わが家にとって、
この一年の大きな柱のひとつは、
やはり全国統一小学生テストでした。

  • 日付に丸をつけて準備を始め
  • 過去問や予想問題で対策をし
  • 当日は、少し緊張した表情で会場に向かう娘の背中を見送る

テスト結果の紙を開く瞬間、
親のほうがドキドキしていたのは言うまでもありません。

結果に対して、
「思っていたよりよかった」「もう少し取りたかった」
いろんな感情が湧きましたが、
何度受けても痛感するのは、

「テストは、偏差値をもらう場ではなく、“問い”をもらう場だ」

ということです。

  • 今の学習法で本当にいいのか?
  • どの単元が弱いのか?
  • 何に時間をかけるべきか?

全国統一小学生テストは、
一枚の結果用紙を通して、
親にも子どもにも、
**「来年の勉強の課題リスト」**を渡してくれるイベントでした。

点数そのものは、
数ヶ月もすれば古い情報になります。

でも、
その結果をきっかけに話し合ったこと、
勉強の仕方を見直したこと、
泣きながらもやり直した問題集。

それらは、
確実に子どもの中に積み重なっていきます。


5.問題集たちとの「戦友」のような付き合い方

今年を振り返るとき、
机の上に積み上がった問題集たちの存在も外せません。

  • スーパーエリート問題集
  • トップクラス問題集
  • 最レベ
  • 論理エンジン
  • リーダードリル
  • 計算・漢字ドリル ……などなど

最初は、どの問題集も「新品の顔」をしていました。
ページは真っ白、角はピンと立ち、
本屋さんの棚から抜け出してきたばかりの姿。

それが一年かけて、
消しゴムのカスと汗と、
ときどき涙まで吸い込みながら、

  • 表紙が反り返り
  • 角が丸くなり
  • 解説欄に何色も書き込みが増えていく

いつしか、
なんだか「戦友」のような風格をまとい始めました。

「あの問題集がなかったら、今のこの力はなかったな」

と、心から思える教材がいくつか生まれたことは、
今年一年の大きな成果です。

親として改めて感じるのは、

「高い塾より高い問題集」ではなく、
「やり切った一冊」こそが、いちばん価値のある投資

だということ。

1冊1,500円前後の本が、
子どもの思考力や自信の“土台”を作ってくれるなら、
これほどコスパの良い買い物はないのかもしれません。


6.来年のわが家が大切にしたい、3つの約束

せっかく一年を振り返るなら、
このまま「いい一年だったね」で終わらせず、
来年に向けて小さな宣言を残しておきたいと思います。

来年、わが家が大切にしたいのは、この3つです。


① 「生活リズム」を最優先にする

どんなに良い問題集を揃えても、
どんなに素晴らしい授業を受けても、

  • 寝る時間がバラバラ
  • 朝起きる時間が揺れる
  • 食事や運動が乱れる

これでは、勉強の質はどうしても頭打ちになります。

来年も、
**「早寝・早起き・朝学習」を“絶対に崩さない軸”**として守り続ける。

テスト前であっても、
むしろテスト前だからこそ、
生活のリズムを整える。

ここだけは、
親が責任を持ってキープしていきたい部分です。


② 「量」をこなした先に「質」を取りにいく

よく「量より質」と言われますが、
実際に日々の勉強を見ていると、

「量をやった人だけが、質を語れる」

という側面もあると感じます。

来年も、
まずは**「手を動かす量」**をしっかり確保する。

  • 計算
  • 漢字
  • 音読
  • 問題集の演習

これらの**“作業に見える勉強”**の中に、
実は思考の型や根気が育つ時間が含まれています。

そのうえで、
解きっぱなしにせず、

  • 間違えた問題の解説を読み込む
  • どう考えたかを言葉にする
  • 別解を探してみる

といった**「質を高めるひと手間」**を、
少しずつ増やしていけたらと思います。


③ テストや偏差値を「人生のゴール」にしない

来年も、
全国統一小学生テストや模試は続きます。
偏差値の数字も、きっとまた私たちを揺さぶってくるでしょう。

それでも、
何度でも立ち返りたいのは、

「わが家は、なぜ勉強を大切にしているのか?」

という原点です。

  • ただ偏差値のためだけではなく
  • ただ有名校の合格のためだけでもなく

「この子が、自分の人生を自分の頭で選び取れるようになるため」

その長い旅路の、一つの通過点として、
テストや偏差値があるだけ。

来年も、
数字に振り回されそうになったときほど、
この原点に戻ってきたいと思います。


7.「今年もよくがんばったね」を、ちゃんと言葉にして伝えたい

今年最後の投稿なので、
この記事を読んでくださっているお父さん・お母さんにも、
一言だけそっとお伝えしたいことがあります。

「お子さんも、そして何より、
ここまで伴走してきたあなた自身も、
本当に一年間よくがんばりました。」

体調が悪い日も、
仕事でくたくたの日も、
家のことに追われてバタバタな日もあったはずです。

そんな中でも、
朝起こし、
ごはんを作り、
プリントを印刷し、
宿題を見守り、
テストの結果に向き合い、
ときには子ども以上に悩んだ一年だったと思います。

子どもに向かって、

「今年もよくがんばったね」

と声をかけるとき、
どうか心の中で、
ご自分にも同じ言葉をかけてあげてください。

「私も、よくがんばった。」

その一言が、
来年一年をまた走りきるための、
静かなエネルギーになるはずです。


今年も「森の図書館」を読んでくださり、
本当にありがとうございました。

来年もまた、
勉強と暮らしと、
子どもの未来について、
一緒に考え続けていけたら嬉しいです。

どうぞ良いお年をお迎えください。

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