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正月だからこそ、テレビより「夢の話」をしよう ――娘と語り合った、野口英世からはじまる未来図

ライフスタイル
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1.おせちとみかんの横で、ノートを開いた日

1月3日。
世の中の多くは、まだ「お正月モード」の余韻の中にあります。

おせちの残りとみかん。
こたつの上には、トランプや人生ゲーム。
テレビをつければ、特番とお笑いがエンドレス。

もちろん、それはそれで悪くありません。
家族でゆっくりする時間は、何よりのごほうびです。

ただ、今年のわが家は、
ここでほんの少しだけ“ギア”を変えてみました。

「せっかくのお正月だから、
今日は一日、夢の話だけをしよう。」

そう決めて、
お菓子と温かいお茶をテーブルに並べ、
家族全員でノートとペンを持って座ったのです。


2.娘のビジョンは、想像以上に「一本筋が通っていた」

「じゃあ、今考えている夢を、最初から順番に聞かせて。」

そう促してみると、
娘は驚くほど迷いなく、
自分の未来を語り始めました。

まず出てきたのは、
やっぱり 「野口英世」 の名前でした。

  • 野口英世の伝記を読み、資料館にも行く計画を立て、
  • 何度も同じページを読み返し、
  • 彼の生き方や研究に強く心を動かされていること。

そこから自然に、
娘の口からこんなビジョンがぽんぽん飛び出してきました。

「アメリカで医学を学びたい。」
「それからアフリカで研究を続けて、人々を笑顔にしたい。」

その言葉の端々から、

  • ただ「お医者さんになりたい」ではなく、
  • どこで学び、どこで研究し、誰の役に立ちたいのか

まで、かなり具体的にイメージしていることが伝わってきました。


3.夢の“逆算ルート”がきれいにつながっていた

さらに話を深掘りしていくと、
娘の中では、将来のルートが見事に逆算されていることも分かってきました。

アフリカで研究をする
  ↑
アメリカで医学・研究を学ぶ
  ↑
日本の大学で医学部に進学する
  ↑
桜蔭中学に進学して、土台を固める
  ↑
全国統一小学生テストで、最上位層に入りたい
  ↑
だから、今の毎日の勉強が大事

この矢印が、娘の中では一本の線として、
ちゃんとつながっている。

  • 「なぜこの問題集をやるのか」
  • 「なぜ朝5時に起きるのか」
  • 「なぜ全国統一小学生テストにこだわるのか」

それぞれがバラバラの努力ではなく、
“野口英世に憧れる自分”という一本の軸に結びついている

親として改めて、
その“筋の通った熱量”に圧倒されました。


4.「日々の勉強は、ちゃんと未来につながっている」

印象的だったのは、
娘がこんなふうに言ったことです。

「今やっている勉強は、将来につながっているから好き。」

テストのためだけでもなく、
誰かに褒められるためだけでもなく、
「未来の自分のためにやっている」という自覚がある。

  • 百マス計算も、
  • 漢字ドリルも、
  • スーパーエリート問題集の難問も、
  • 毎日書いている日記も。

どれも、
「アフリカで研究をする自分」へと続く道の一部だと、
娘なりに信じているのです。

親の口から何度説明するより、
本人の口からそういう言葉が出てくること自体が、
何よりの“宝物”だと感じました。


5.「親としての夢」もちゃんと言葉にする

この日は、娘の話を聞くだけで終わりにせず、
**「親である私たちの夢」**も、きちんと共有しました。

・親だって、ただ「支える人」で終わりたくないこと
・一人の人間として、まだまだ学びたいことが山ほどあること
・もう一度、大学院に入り直して、
 娘とは違う分野で学びを深めたいと本気で思っていること

「お父さんも、お母さんも、
もう一回“学生”になってみたいんだ。」

そう話すと、娘は目を丸くしていました。

  • 大人になっても、
  • 親になっても、
  • 会社を経営していても、

“学ぶ側”に戻ることはいつでもできる。

その姿を見せることも、
親としてできる最大の教育かもしれないと感じています。


6.「いつまでに、何を学び終えていたいか」を共有する

さらに踏み込んで、
親の側のタイムラインも少しだけ具体的に話してみました。

  • いつ頃までに今の勉強・研究テーマを一段落させたいのか
  • どんな分野で大学院に進みたいのか
  • そのために、今年どれくらい本を読み、どんなアウトプットをしたいのか

娘には少し難しい話もあったかもしれません。

それでも、
大人も「締め切り」と「目標」をちゃんと持って生きていることを、
あえてそのまま見せました。

「勉強って、子どもの仕事でしょ?」

そう思ってしまうと、
大人は“教える側”で固まってしまいます。

でも実際には、
大人も子どもも、
「知らないことの前では同じスタートライン」に立てる。

  • それぞれ別々の分野で、
  • それぞれのノートと本を開きながら、
  • 同じテーブルで黙々と勉強する。

そんな時間を、
この先ますます増やしていきたいと感じました。


7.正月は「食べて・遊んで・寝る」で終わらせるには惜しすぎる

お正月といえば、

  • テレビ
  • 食事
  • 初詣
  • 帰省
  • ゲーム

どうしても、
「受け身の時間」が増えがちな数日間です。

もちろん、それも大事な休息です。
ぼーっと過ごす時間は、人間にとって必要なメンテナンスでもあります。

ただ、それだけで3日間を終わらせてしまうのは、
少しだけもったいない気がしています。

せっかく家族全員が同じ空間で、
ゆっくりと時間を共有できる貴重な時期です。

だからこそ、
「夢を語り合う時間」を、
お正月の恒例行事にしてしまってもいいのではないか
と思うのです。

  • 1年後、自分はどんな顔をしていたい?
  • 5年後、どんな場所で、どんなことをしていたい?
  • そのために、今年何を一つだけ変えてみる?

紙に書き出しながら、
家族それぞれの「これから」を聞き合う。

その時間は、
テレビ番組よりも、
おせちのごちそうよりも、
ずっと長く心に残る“ごちそう”になると感じます。


8.夢を語ることは、「人間としての奥行きを育てる」こと

今回、家族で徹底的に夢を語り合ってみて、
一番の収穫は、

「この子は、こんなにも遠くを見ていたのか」
「自分自身も、まだこんなにも遠くを見ていたかったのか」

という“発見”でした。

夢を語ることは、
単に「将来の職業を決めること」ではありません。

  • 何に心が動くのか
  • どんな人間でありたいのか
  • 誰の役に立ちたいのか

そうした価値観の輪郭を、少しずつ浮かび上がらせていく営みです。

それは、テストの点数でも、
通知表の評価でも測れない、
**「人間としての奥行き」**そのものだと思います。


9.おわりに――夢は、語った瞬間から「ただの妄想」ではなくなる

夢は、心の中だけでぼんやり思っているうちは、
いつまでも“ふわふわした妄想”のままです。

でも、
声に出して誰かに話した瞬間に、
それは「言葉」になり、
ノートに書いた瞬間に、
うっすらとした“設計図”に変わります。

娘が語ってくれた未来図も、
親である私たちが口にしたこれからの学びも、
まだまだ大きな物語の途中です。

それでも、
**お正月の一日を丸ごと使って「夢を語り尽くした」**という事実は、
きっとこの先も、家族の記憶から消えないはずです。

来年の1月3日も、
再来年の1月3日も、
また同じテーブルを囲んで、
「今年はどこまで近づけたね」と笑い合えるように。

テレビを消して、
おせちを片づけて、
ノートとペンを持って座る。

そんなささやかな習慣が、
わが家の「新年の儀式」として根づいていくことを、
楽しみにしながら、
また今日の勉強に戻っていきたいと思います。

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