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【給食が“貧相”に?】唐揚げ1個の現実と、真の食育とは──「食べることは生きること」を忘れないために

私立小学校
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🍱 唐揚げが1個だけ?──その写真が突きつけたもの

ある日、ネットニュースで見かけた一枚の給食写真に、思わず息を飲みました。
主菜は、小さな唐揚げが“たったの1個”。
それを囲むように、ごはんと味噌汁、そしてほんの少しの副菜が盛られたトレイ。

「えっ、これが子どもたちの今日の給食…?」

一瞬、写真の意図を疑った私でしたが、記事を読み進めるうちに、それが決して誇張でも例外でもないことがわかりました。
いま、全国の学校現場で、「給食の質」が目に見えて低下している。
その背景には、食材価格の高騰と、給食費の未納という深刻な問題があるのです。


📉 「1食220円」の現実に、どれだけのものが詰め込まれているか

公立小学校の給食費は、全国平均で月額4,500円〜5,500円程度
これを月20日で割ると、1食あたり約220〜270円となります。

私たちが日常的にコンビニや外食チェーンで目にする食事の価格と比べて、どう感じるでしょうか?
正直、この金額であの献立の多様さ、栄養バランス、安全性を実現していること自体が奇跡のような努力の結晶だといえます。

一方で、現実には限界が来ています。

  • キャベツが高騰すれば、安価なもやしに切り替える
  • 魚の仕入れが難しければ、冷凍の白身魚で代用する
  • 本来2個つくはずの唐揚げが、1個に減らされる

決して手抜きではありません。
そこには、栄養士や調理員、学校側の苦悩と知恵とギリギリの計算があるのです。


💸 もう一つの問題──給食費の“未納”が連鎖を引き起こす

最近では、「給食費を払わない家庭」が増えているという報道も多く目にします。
たとえばある自治体では、未納額が1年間で2,700万円を超えたとの報道がありました。

もちろん、経済的に厳しい家庭が増えている背景も無視できません。
しかし中には、「払わなくても出してもらえるから」と、モラルの問題として片付けられるケースもあります。

給食費は、税金ではありません。
あくまでも保護者が子どもの食費として負担するべき実費です。
それが支払われなければ、どうなるか──

  • 学校は食材費の見込みが立たない
  • 質を下げるか、分量を減らすしかなくなる
  • 真面目に払っている家庭にも、結果的にしわ寄せがくる

つまり、未納の影響は“自分の子”だけでは済まないのです。
連帯性の中で支え合う学校給食だからこそ、ひとりひとりの“責任”が重い。


🍽 私立の給食は贅沢なのか?──「1食500円」の本当の価値

わが家の娘が通う学校は私立小学校で、給食費は1食あたり500円以上

最初は高いと感じたのも事実です。
でも、500円で何が提供されているのかを見たとき、その印象は大きく変わりました。

  • 四季折々の食材を使った行事食
  • 手間をかけた手作りスープや煮物
  • 地元の農家から直接仕入れる野菜やお米
  • 子どもたちの感性を育む彩りと香りの工夫

そして何より、娘が帰ってくるなり、目を輝かせて話してくれるのです。

「今日のスープ、かぼちゃの甘みがあって美味しかった!」
「お豆のサラダ、最初は苦手だったけど食べてみたらいけた!」
「友達と一緒に、どのおかずが一番美味しいかを話してたんだ〜」

そこには、食を通した学びがあります。
味覚の発達だけではなく、文化、感謝、対話、挑戦──
そうしたすべてが、“1食500円”という価格に含まれているのです。


🍴 外食では500円では食べられない

正直に言えば、今の時代に500円で満足できる食事を外でとることは、ほとんど不可能です。

たとえば──
牛丼並盛が500円前後。
パンとコーヒーのセットでも500円を超える。

それでも、私立小学校の給食では、500円で
・温かい汁物
・手作りの主菜と副菜
・季節感あふれるごはんやパン
・時にはデザートや果物も

この「コストパフォーマンス」は、単なる食事ではなく“教育投資”としての価値を持っていると私は思います。

だからこそ、公立小学校の給食が220円台であるという異様な安さが際立って見えるのです。

そして、それがどれほど綱渡りの上で成り立っているのか──
私たち大人が、きちんと理解する責任があるのではないでしょうか。


🎓 食べることは、立派な“授業”である

「食べることは、生きること」
「身体は資本」
「味覚は感性の入り口」

これらの言葉は、どれも使い古されているようでいて、
実は今こそ本気で向き合うべき価値だと、私は感じています。

給食の内容が貧相になれば、子どもは「食べることに期待しない」ようになります。
好き嫌いは放置され、「どうせこんなもんでしょ」と学ばない。
やがてその無関心が、健康や生活習慣にも影響し、
「感性の栄養不足」とでも呼ぶべき“静かな学力格差”へとつながっていく──

そんな未来を、私は決して受け入れたくありません。


🤝 私たちにできることは、必ずある

給食の問題は、「政治任せ」にしていてはいけません。
これは、子どもを育てる親として、社会の一員として、私たち自身の問題です。

だからこそ──

  • 支払うべき給食費は、心を込めて支払う
  • 子どもと「食」の大切さを日常的に話す
  • 学校の取り組みに関心を持ち、声を届ける
  • そして、どんな時代でも「食を削らせない」という意志を持つ

それらすべてが、明日の子どもたちの「食卓」を守ることにつながるのだと思います。


✨ 終わりに──「唐揚げ1個」の時代を、見過ごさないで

給食の話は、栄養バランスの話でも、メニューの話でもありません。
それは、「社会がどれだけ子どもを大切にしているか」という姿勢そのものなのです。

1食500円で、子どもの心が育つ食卓もあれば、
1食220円の制約の中で、それでもなお「誇りをもって給食を作り続けている人たち」もいます。

だからこそ、この問題を見下してはいけない。軽んじてはいけない。

給食は、生きることそのもの。
そして、生きることは、学ぶことそのもの。

あなたの家庭では、今日、どんな食卓が囲まれましたか?

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