【9月1日は防災の日】「その日」が来ても、あなたはわが子を守れますか?

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「お母さん、今日、地震が来たらどうすればいいの?」

そう聞かれたとき、あなたは“迷わず”答えられますか?
・どこに逃げるのか
・どうやって連絡を取るのか
・家族が離れていたらどうするのか

──それを、「今すぐ」子どもに伝えられるかどうか

9月1日は「防災の日」。
1923年に発生した関東大震災の記憶を継承し、
自然災害に対する備えと命を守る行動を見直すための、大切な日です。

でも、ただの記念日では終わらせてはいけません。
これは、“わが子を守る準備が、本当にできているか”を家庭で問い直す日なのです。


✅ 忘れてはならない「災害の現実」

地震、台風、大雨、土砂災害、火山噴火…。
日本に暮らす私たちは、常に“災害の列島”に身を置いています。

  • 阪神淡路大震災(1995)
  • 東日本大震災(2011)
  • 熊本地震(2016)
  • 能登半島地震(2024)
  • 毎年のように発生する、記録的豪雨と土砂崩れ

どの災害も、ある日突然、日常を奪いました。
そして共通していたのは──
**「まさか今日、自分の町が被災するなんて思っていなかった」**という人たちの言葉です。


✅ 子どもの命は「教育」では守れない。「習慣」が守る。

避難訓練をしていれば大丈夫?
非常袋を買えば安心?

──違います。

本当に子どもの命を守るのは、
**毎日の暮らしの中で育まれる“判断力”と“瞬発力”**です。

災害が起きたとき、

  • どこへ逃げるかを「思い出せるか」
  • 家族と連絡が取れないとき「行動できるか」
  • 不安な状況の中でも「冷静に自分を保てるか」

これは、たった一度の避難訓練では育たない力です。
家庭で、日常の中で、繰り返し問いかけ、行動してはじめて、命を守る“本当の力”になります。


🏠 家庭でできる防災習慣──わが子を守る5つの備え

【1】「どこで会うか」を家族で決める

地震のとき、スマホはつながりません。
LINEも、電話も、メールも届かない。
災害時、最も恐ろしいのは、「家族の安否がわからないこと」です。

だからこそ──
“集合場所”と“行動ルール”を、家族で決めておくことが命を守ります。

  • 小学生にも伝わる場所(例:〇〇公園のすべり台のところ)
  • 誰が先に避難するか/誰が待つか
  • 徒歩で何分かかるか、実際に一緒に歩いておく

紙に書き出して、玄関や冷蔵庫に貼るだけでも、子どもは不安から解放されます。


【2】「防災グッズ」は“家族仕様”にアップデートする

防災リュックを買って満足していませんか?
非常食、水、ライト、毛布──
それだけでは、子どもの命は守れません。

わが子の年齢・性格・生活リズムに合わせて、
オーダーメイドで準備することが、真の備えです。

  • 小学生が一人でも背負えるサイズ
  • 大好物のお菓子や、小さなぬいぐるみ
  • 女の子なら、衛生用品・マスク・タオルの枚数を増やす
  • 飲み込まずに食べられるおにぎりタイプの保存食

そして、「どこに置くか」が命を左右します。

  • 寝室/玄関/車内など、即座に手に取れる場所に配置
  • 子ども自身にも場所を伝えておく
  • 「これがあれば大丈夫」と、心理的な安心もセットで与える

【3】「スマホがない前提」での家族ルールを作る

スマホは便利。でも、災害時は通じない。充電も切れる。
その前提で動けるかが、“災害強い家族”と“パニックになる家族”を分けます。

  • 災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を体験しておく
  • 公共掲示板の確認場所(避難所のホワイトボード)を教える
  • 学校・学童・塾での緊急対応ルールを把握しておく
  • 「災害時は集合場所へ」の一択で済むようルールをシンプルに

【4】「もしも」の会話を、あえてする

親はつい、子どもに怖い話を避けたくなります。
でも、恐怖の中でこそ、「言葉にしておくこと」が生きるのです。

  • 「家に火がついたら、どこから逃げる?」
  • 「お母さんがいなかったら、どうする?」
  • 「夜中に大きな地震が来たら、どの靴を履く?」

これは、子どもに恐怖を植え付けるためではありません。
“想像力と冷静さ”を持たせる訓練です。

実際、災害時に冷静に行動できた子どもたちは、
「お母さんが前に言ってた通りにした」
「いつも話してたから怖くなかった」
と証言しています。


【5】避難生活を“あえて”体験する日をつくる

電気がない、水が止まる、テレビが映らない、夜は真っ暗。
──それでも、人は生きられる。
でも、それを知らないと、子どもは不安に飲み込まれてしまいます。

だからこそ、“1日だけ防災生活”を家庭で実践してみるのです。

  • 夜は懐中電灯とランタンのみで過ごす
  • 非常食だけで食事をしてみる
  • トイレを1回我慢してみる
  • スマホを使わずに過ごす

子どもは驚き、そして学びます。
「水ってありがたいんだね」
「電気がないと、こんなに不便なんだね」
──その“体験の記憶”が、災害時に心の支えになります。


✍️ わが家の実例:「テレビがない」からこそ、家族の意識が育つ

我が家には、テレビの契約がありません。
映像で情報を得る代わりに、
・読書
・新聞を読む
・家族での対話
・自然観察
・猫とのふれあい
こうした時間が日常にあります。

この「情報との距離」があるからこそ、
**“家族で考える”“自分の頭で備える”**という習慣が根づいてきました。

災害に備えるとは、非常袋を揃えることではありません。
“考える家族”になること──これこそが、本当の防災です。


🔥 最後に:防災の日は、“家族で命を守る力”を確かめる日

9月1日は、防災の日。
そして、あなたの家族が「命の準備」をする日です。

  • 今日、家族で集合場所を話し合ってください。
  • 今日、非常袋の中身を一緒に見直してください。
  • 今日、子どもと“もしも”の会話をしてください。

今、何事も起きていない平穏なこの日にこそ──
「その日」が来ても、守れる準備を。

わが子の未来を守れるのは、親であるあなたしかいません。
静かに、でも確かな覚悟で、
家族で「防災の日」を迎えてください。

おすすめの防災リュック・教材

✅ 子ども専用の防災セットを家庭に常備しておくことで、万が一のときにも安心です。

👉 子供用防災セット 防災士監修 リュック 7年保存パン
👉 簡易トイレ 災害用 15年保存 携帯トイレ

✅ また、防災教育を日常に取り入れるには「絵本・まんが」もおすすめです。

📗 全災害対応! 子連れ防災BOOK
📘 親子でかんがえよう! 防災クイズずかん
📘 クレヨンしんちゃんの防災コミック 地震だ!その時オラがひとりだったら

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