★文 オスターグレン晴子
★絵 エヴァ・エリクソン
★出版社 福音館書店
★発行日 2020年12月1日
あらすじ
「わーい、やけたよ! いい におい」
リサは保育園で大きなクッキーを作りました。クリスマスで飾るためです。
「まだかな まだかな おじいちゃん」
リサは、クッキーを早くママに見せたいと思います。しかし、保育園にお迎えの来るおじいちゃんがなかなか来ません。
「まだかな まだかな」
やっと保育園に来たおじいちゃんと一緒に家に帰るも、今度はパパとママはなかなか帰ってきません。
「まだかなまだかな」とリサが想い続けてる姿を見ると、誰もが経験したことのある「待つ」姿と重ね合わせるのではないでしょうか。
子どもを保育園に預けているお父さんお母さんが読めば、きっともっと早く、保育園に迎えに行こうと思える絵本です♪
Let’s Active Reading!

「まだかなまだかな」と思っているときのリサは、早く会いたいと思っていることでしょう。
みんなも、どういうときに、「まだかなまだかな」と思うでしょうか。
お父さんお母さんへ。
子どもが「まだかなまだかな」と思っているときが多々あります。
私たちお父さんお母さんは、どのようにすれば良いですか。
待たせたときに、どのような声かけをすればいいか考えてみませんか。
保育園には、パパとママの代わりに、おじいちゃんに迎えに行ってもらいました。
パパとママは、急いで家に帰っているはずです。
家に向かっているとき、パパとママはどのようなことを思いながら、車を走らせているでしょうか。
親子の感想


クッキーを作れて良かったね~♪

「まだかなまだかな」と子どもが想い続ける姿。
子どもながらに、一生懸命に待っていることでしょう。
保育園に預ける身なだけに、その姿には胸が痛む思いがします。
そして、スウェーデンという北欧の国。
雪が降り、冬が長い国だと聞きます。
それでも、みんなニコニコしており、心温まる絵本です。
我が家も、標高が高いので、氷点下10度以下になるほど、冬はとても寒い場所です。
この絵本のように、身も心も温かい冬を過ごしたいものです。