★作 得田 之久
★出版社 福音館書店
★発行日 1977年8月1日
あらすじ
クヌギの枝の陰から、りっぱな角が出てきました…
「昆虫の王様」かぶとむしです。
かぶとむしは、ゆっくりと力強く枝の上を歩き、木の蜜をなめて、またゆっくりと枝を上り…やがて、大空へと飛び立ちます!
繊細でありながら生命力にあふれたタッチで、写実的で「毛の質感」までもが伝わってくる、まるで美しい『図鑑』様な絵本です♪
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
「かぶとむし」が見事な筆致で描かれています。
お気に入りの『図鑑』で調べたり、映像で確認しましょう♪
子どもはとても嬉しそうに、「かぶとむし」に見入ります!
わが家がお薦めする『図鑑』は、小学館の『まどあけ図鑑 むし』です。
写真ではなくイラストで、楽しく虫たちを紹介しています。
絵本のように読みながら、ぜひ「知識の寄り道」をして、「かぶとむし」や他の昆虫たちの知識を深めてみてくださいね♪
「虫取り網」と「虫かご」、『ポケットずかん』と を持って外に出かけよう!
親子で、お弁当を持って行くのもおススメ♪
「かぶとむし」や他の昆虫を探しに、自然観察と発見の旅に出てみよう!
林や森に、一歩でも足を踏み入れれば、そこは全てが「学びの場」ですよ♪
幼虫がいれば、成虫になるまで育ててみよう♪
「かぶとむし」
何を食べるのか?
どうやって育てるのか?
…「かぶとむし」の飼育方法を色々と調べて、「かぶとむしの命」を大切に育ててみよう♪
親子の感想


「とべ かぶとむし!!」

私が年長の頃、弟と一緒に、オスとメスのつがいの「かぶとむし」を飼っていました。
オスは、寒くなってきた初秋に亡くなりましたが、メスは長生きしてくれて、翌年3月まで生きていました。
「もう少しで、大好きな夏になるよ」と家族みんなで応援していましたが、ある朝、静かに動かなくなっていました。
仲の良いお友達に「今朝、長生きしたかぶとむしが、死んでしまった」と伝えると、「きっと、ジュミョウが終わったんだね」と言われました。
毎朝、かぶとむしに、ご飯(当時は、脱脂綿に砂糖水を含ませたもの)をあげて、「おはよう」ということや、初めて「寿命」という言葉を知ったこと…「かぶとむしの命」は、当時まだ幼かった私に、様々な大切なことを教えてくれました。
今でも、この貴重な体験をさせてくれたメスのかぶとむしには、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回ご紹介した本

