★文 渡辺 茂男
★絵 大友 康夫
★出版社 福音館書店
★発行日 1977年4月1日
あらすじ
子熊のくまくんが、お砂場に遊びに行くために、遊び着を「着る」過程を描いた絵本です。
「しゃつをはいたら どうなる? どうすればいいのかな?」…
くまくんは、シャツやパンツ、ぼうしなどの衣類を、一生懸命考えながら、1枚1枚、1つずつ、身に付けていきます。
子どもと等身大のくまくんの奮闘ぶりが、子どもたちに大人気♪
『くまくんの絵本』シリーズは、海外14カ国に翻訳されている、ロングセラーの絵本です。
Let’s Active Reading!

さて、今回も「アクティブリーディング」を始めましょう!
「アクティブリーディング」のやり方については、こちらをご確認ください。
早速、我が家の「アクティブリーディング」を振り返ります。
お子さんの「シャツ、パンツ、ぼうし、靴」を用意しましょう!
「くまくん」と同じ様に、自分の衣類を一人で身に付けられるようにしよう♪
生活の一部である、「衣服」の着脱。
衣類を身につける…だけでも、日本語の表現は、こんなにあります。
★シャツを…着る
★パンツを…はく
★ぼうしを…かぶる
★靴を………はく
子どもにとっては、これらの表現に、「慣れる⇒理解して⇒行動する」までには時間がかかります。
何度も繰り返し「読み聞かせ」て、くまくんと同じように、自分の衣類を自分で身に付けることができるように、何度も練習しましょう♪
「汚れ物」は、その後どうするか(洗濯⇒干す)子どもに教えよう!
また、洗濯物を子どもと一緒に、干してみよう♪
【シャツ、パンツ、ぼうし】洗濯する⇒洗濯物を干す
【靴】靴を洗う⇒靴を干す
わが家の娘には、「汚れた物は洗濯をするので、洗濯機へ」と教えています。
また、休みの日には、自分の洗濯物を干す「お手伝い」をしてもらっています。
最初の頃は、子ども用のハンガーに自分の衣服をかけるのも一苦労でしたが、毎回、一つ見本を作り、「これと同じように、かけてね」と伝えていました。
何度も繰り返した結果、少しずつ見様見真似で掛けられるようになり、今では、自分の衣服を上手に干せる様になりました。
自分の衣類だけでなく、家族の衣類やタオルなど、色々な洗濯物をたたんでみよう♪
子どもが「洗濯物」をたたむのは、ゆっくりで構いません。
わが家の娘は、たたんでいる内に飽きてしまい、洗濯物が「折り紙」になり、色々な物を作り始めます♪
クルクル巻いて望遠鏡や、絆創膏や包帯、時には、猫のご飯にもなります…
…ところで、「折り目正しく」という言葉があります。
子どもは何をしていても、色々と脱線するものですが、洗濯物は「端と端をしっかり合わせて、その折り目をきちんとする」
…これを繰り返せば、きれいにたたむことができることを教えましょう♪
親子の感想


「あれ? このくまさん、他にもたくさんあるよ~♪」
と、娘は図書館で、海外の『くまくんの絵本』シリーズを何冊も探してきて、私たちに見せてくれました♪
調べてみると、『くまくんの絵本』シリーズは、海外14カ国にも翻訳されているそうです。
くまくんの人気の高さと、娘の「探索力」にビックリ!!
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『くまくんの絵本』シリーズは、色鉛筆のような優しいタッチで描かれています。
このシリーズの『どうすればいいのかな?』は、何気ない日常生活の一部「着る」が、子ども目線で描かれている、学びの多い一冊です。
洋服一枚着るのも、子どもにとっては一苦労…その上、日本語は「衣類を身につける」という表現だけでも、多くあります。
表現が豊かな分、子どもは言葉を習得するのに時間がかかります。
洋服を着る、言葉を覚える…子どもの成長を、焦らずに、あたたかく見守ってあげたいものです。